• "質疑等"(/)
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  1. 静岡市議会 2021-12-08
    令和3年 厚生委員会 本文 2021-12-08


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯栗田委員長 ただいまから厚生委員会を開会します。      ────────────────────────────── 2 ◯栗田委員長 初めに、傍聴者の増員についてお諮りします。  傍聴希望者が定員の6名を超えておりますので、入室できる範囲で増員を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 3 ◯栗田委員長 御異議もありませんので、増員することといたします。      ────────────────────────────── 4 ◯栗田委員長 今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中所管分をはじめとする議案4件と請願3件であります。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業報告が保健福祉長寿局及び子ども未来局からあります。      ────────────────────────────── 5 ◯栗田委員長 ここで説明員の異動について当局から発言を求められておりますので、これを許します。 6 ◯吉永保健福祉長寿局次長 それでは、御紹介いたします。  令和3年11月1日付で、厚生労働省大臣官房人事課長補佐の職から静岡市の保健福祉長寿局健康長寿推進監兼地域包括ケア推進本部長保健福祉長寿局理事として採用されました池田陽平さんです。 7 ◯池田健康長寿推進監 11月1日付で着任いたしました池田陽平と申します。  静岡市における健康長寿のまちづくりの実現に向け、一生懸命取り組ませていただきたいと考えております。今後、何とぞよろしくお願いいたします。 8 ◯栗田委員長 よろしくお願いいたします。      ────────────────────────────── 9 ◯栗田委員長 それでは、審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用のまま発言していただくようお願いいたします。
     なお、換気のため、適宜、窓の開け閉めをお願いします。  また、委員会室が低温になることが予想されますので、委員及び説明員の皆さんには体調管理のため一時的な退席を認めることといたします。  次に、委員会での質疑の在り方についてです。  案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告、または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に御協力ください。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただきますようお願いいたします。      ────────────────────────────── 10 ◯栗田委員長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くことといたします。  なお、報告については聞き置くのみといたします。 11 ◯吉永保健福祉長寿局次長 新型コロナウイルス感染症対策に係る健康福祉部所管事業の進捗状況について御説明いたします。  今回は、新型コロナウイルス感染症対策として、時間短縮のため、今年度実施する事業のうち、前回報告時より進捗のあったものについて御説明いたしますので、御了承いただきたいと思います。  それでは、お手元の資料のうち、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況の報告の14ページをお願いいたします。  上段、ナンバー17、事業名、はつらつスマイル推進事業は、予算額1,021万円に対し、実績額92万円余となっております。  事業概要は、感染症に負けない健康づくりを目指し、慢性疾患の危険因子である歯周病対策を実施することで、新型コロナウイルスの感染及び重症化予防に備えるものです。  実施状況ですが、11月26日時点で、1の1)と同一会場で特定健診、がん検診、歯周病検診の3つを行うトリプル健診は、10月に葵区、駿河区の2会場で実施し、107名の方に歯周病検診を受診していただきました。令和4年1月には清水区で実施いたします。  その下の2、オーラルフレイル普及啓発及びアンケート調査アンケート回収枚数は1,915枚で、12月末までに集計をする予定です。  その下の3、中小事業所における歯科健診は、11月に1か所で実施をしました。今後は2月に3か所での実施を予定しております。 12 ◯和田保健衛生医療部長 同じく所管事業の進捗状況について御報告を申し上げます。  ただいま説明がありました健康福祉部と同様に、進捗がございました主な事業について御説明させていただきます。  同じ資料の36ページをお願いいたします。  上段のナンバー21、事業名、新型コロナウイルス感染症行政検査自己負担額助成事業、予算額9億6,500万円余に対し、実績額は2億4,500万円余となっております。  事業概要は、医療機関において新型コロナウイルス感染症が疑われる者等に対するPCR検査抗原検査等を保険適用で実施する場合の検査費自己負担額を助成するものです。  実施状況ですが、検査実施可能な市内の250の医療機関に対して、その実績に応じまして、静岡県国民健康保険団体連合会を通じて3万2,423件、社会保険診療報酬支払基金を通じて3万5,857件の支払いを9月までの診療分として実施しております。  続きまして、下段のナンバー22、事業名、感染症患者医療扶助事業、予算額2億3,100万円余に対し、実績額は7,513万円余でございます。  事業概要は、陽性者等を勧告入院させる場合の入院医療費自己負担額を助成するものです。  実施状況についてですが、陽性者等の入院先に対しまして、静岡県国民健康保険団体連合会を通じて364件、社会保険診療報酬支払基金を通じて412件の支払いを9月までの診療分として実施しております。 13 ◯橋本子ども未来局次長 当局所管の新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況のうち、主な事業について御説明をいたします。  初めに、令和2年度分についてです。  資料の16ページをお願いいたします。  16ページ下段、ナンバー22、事業名、放課後児童クラブ感染症拡大防止対策事業につきましては、予算額3,870万円に対し、実績額は3,670万円です。  事業概要は、放課後児童クラブが実施する感染症対策に必要な経費に対し、市立児童クラブには委託料を上乗せし、民間児童クラブには補助金を交付するものでございます。  対象となる施設は、市立児童クラブ83クラブ、民間児童クラブ12クラブの計95クラブで、1クラブ当たりの上限額は40万円です。  実施状況ですが、市立児童クラブは委託料の支払いを完了しております。また、民間児童クラブは、交付申請のあった9クラブに対し交付決定をいたしました。今後は年度内に申請を受付、随時交付していく予定です。  次に、右側、17ページをお願いいたします。  17ページ下段、ナンバー24、事業名、私立こども園保育所等感染症拡大防止対策事業費助成は、予算額8,770万円に対し、実績額は1,704万円余です。  事業概要は、こども園等が実施する感染症対策に必要な経費に対し助成するもので、対象となる施設は私立のこども園等の計214園で、1施設当たりの補助上限額は施設の定員数により30万円から50万円です。  実施状況ですが、11月26日までの申請件数及び交付決定件数は39件で、今後も年度内に随時申請を受付し、交付していく予定でございます。  次に、1枚おめくりいただき18ページをお願いいたします。  18ページ下段、ナンバー26、事業名、妊産婦総合対策事業は、予算額9,620万円余に対し、実績額が997万円余です。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症に不安を抱えている妊婦の分娩前のPCR検査を実施する事業で、検査時期は分娩予定日のおおむね2週間前、検査場所は市内の産科医療機関です。  実施状況ですが、令和3年度は11月26日現在、525人に対して検査を実施しました。今後も検査を実施してまいります。  次に、令和3年度分について御説明いたします。  ページは飛びまして、41ページをお願いいたします。  41ページ下段、ナンバー32、事業名、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業ひとり親世帯分)は、予算額4億2,600万円に対し、実績額は3億3,037万円余です。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているひとり親世帯を支援するため、児童扶養手当を受給する世帯等に対し、生活支援特別給付金を給付するものです。給付額は児童1人当たり5万円です。  実施状況ですが、11月26日現在で4,302世帯に3億2,240万円を支給いたしました。給付金の申請は、令和4年2月28日まで受付を行い、3月末の支給をもって事業を終了する予定です。  次に、1枚おめくりいただきまして、左側42ページをお願いいたします。  42ページ上段、ナンバー33、事業名、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業(その他世帯分)は、予算額4億5,400万円に対し、実績額は2億3,072万円余です。  事業概要は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援するため、先ほどのひとり親世帯分の給付金の対象でない令和3年度分の住民税均等割が非課税の子育て世帯等に対し、生活支援特別給付金を給付するもので、給付額は児童1人当たり5万円です。  実施状況ですが、11月26日現在で2,384世帯に2億1,030万円を支給いたしました。給付金の申請は2月28日まで受付を行い、3月末の支給をもって事業を終了する予定です。 14 ◯栗田委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。      ────────────────────────────── 15 ◯栗田委員長 次に、請願審査を行います。  請願第3号 国民健康保険料の引下げを求める請願を議題とします。  なお、本請願については署名者の追加があり、合計で5,001人となりましたので御承知おきください。  本件については、請願者から趣旨説明の希望がありますので、これを許可したいと思います。よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 16 ◯栗田委員長 御異議もないようですので、請願者の趣旨説明を許可いたします。             〔請願者演壇前へ移動〕 17 ◯栗田委員長 趣旨説明に先立ち、請願者の方にお願いいたします。  初めに、御住所は区までで結構ですけども、それと、お名前を述べていただき、趣旨説明は5分以内で簡潔に述べていただくようお願いいたします。  では、趣旨説明をお願いします。 18 ◯松原請願者 私は清水区に住んでいます松原 透といいます。静岡市医療と福祉をよくする会の事務局長をしています。  国民健康保険料の引下げを求める請願の趣旨説明をいたします。  私たちの国民健康保険料引下げの署名は、コロナのまん延防止措置緊急事態宣言などで署名が集めにくい状況の中で、約5,000名の方に賛同いただき署名をしていただいています。  7月から11月まで、青葉公園や静岡駅地下にて、昼1時間、署名行動を行ったり、各団体で会員が署名を集めています。  この請願は、多くの市民の切実な要求であることを最初に申し上げておきます。  署名行動の中で幾つかの声を紹介します。  30代の女性ですけども、コロナの影響で仕事が減りました、収入が減るばかりなのに税金や保険料は上がるばかりで困りますと、快く署名に協力してくれました。  また、40代の女性は、私たちの署名行動に自ら寄ってこられまして、負担が重過ぎます、これからさらに値上げが計画されているなんていうのはとんでもない、今でも限界なのにと話してくれました。  次に、私たちの引下げを求める理由を述べます。  第1に、国保加入者の生活実態から見て、国保料が高過ぎるということです。  国民健康保険の加入者は、多くが年金生活者や非正規労働者、仕事に就いていない無職の方です。国保加入者の中で年間所得200万円以下の方が約7割を占め、所得が低いことが大きな特徴です。静岡市の国保運営協議会の資料によっても、年間所得100万円以下の方が5割を占めています。しかも、年金の削減や生活保護費の削減、医療や介護への負担が増え、暮らしの厳しさが増しています。特に今年は介護保険料が大幅に引上げられ、悲鳴が上がっているような状況です。  そのような状況の下で、静岡市の国保料を1人平均7,000円引き上げるとの方針が決まっています。今年度は据置きになりましたけども、今後引上げが実施されようとしています。被保険者にとって、保険料を払う意思があっても払えない、払うことができないというのが実態です。  請願の理由の2つ目ですけども、国保料の引下げは保険者である静岡市がその気になれば可能と考えるからです。  静岡市議会9月定例会でも、令和2年度の国保基金残高が34億円、繰越金が20億円で合計54億円になり、当初の見込みよりも10億円も上回ったことが明らかになりました。  コロナ禍の下で収入が減って、家計を何とか工面して国保料を納めている方も少なくないと思います。ぜひともこの条件を生かして、国保料の引下げを実現していただきたいと思います。  あわせて、厚生労働省は、国や自治体の負担を減らすために、一般会計から国保特別会計に、自治体に対して、国が支出する交付金を減らす仕組みやペナルティーを強化しようとしています。このことについて、国保の構造的危機の下で国保料を払えない人が増えている、自治体の裁量権を侵害するものとの意見も出ているようです。  一般会計からの繰入れを認め、必要な財政支援を行って、被保険者が安心して国保料を納めることができるよう、そういった国保料にすることに静岡市も国に対して要請をしていただきたいと思います。  来年4月からは、未就学児の子供の均等割の5割軽減が実行されます。ぜひともこのような被保険者の立場に立った国保料引下げについて、当委員会で活発に御議論いただいて実現していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 19 ◯栗田委員長 委員の皆さんから請願者に対しての質疑はありますか。 20 ◯寺尾委員 今、国保料が非常に高いというお話でした。  今の国民健康保険の制度で、やっぱりここがちょっと不合理じゃないか、こういうことに納得いかないというようなところがあったら、お示しいただけますか。 21 ◯松原請願者 先ほどの趣旨説明の中でも触れましたが、国民健康保険料の構造的問題ということで広く知られていることだと思いますけども、加入者が所得の低い高齢者や職業のない方が大多数を占めているということと、高齢の方が多いということで、医療費が高いという構造的な問題を抱えているということが一番大きな問題だと思っています。  それで、国民健康保険制度が成立した昭和30年代当初は、公費の占める割合が会計全体の半分を占めていたんですけど、現在は25%という状況です。保険証と一部負担金があれば、どこでも一定水準の医療を受けられるという国民皆保険制度を支える制度として、やっぱり国や自治体がきちんと責任を持って保障することが必要だと思います。 22 ◯寺尾委員 2つ目の質問ですけども、先ほど署名を集めている中での市民の声なども少し紹介されましたけれども、いや、もっと切実な声もたくさんあるじゃないかなと思うんですよね。その辺の実態といいましょうか、もう少し御紹介いただけますか。 23 ◯松原請願者 私どもの医療と福祉をよくする会の構成団体である、生活と健康を守る会という会があります。そこの会員さんの状況を2例ほど紹介したいと思うんですけど、お一人の方は駿河区在住の44歳の男性の方なんですけど、市営住宅に家族5人で住んでいます。奥さんはパートで働いていて、子供が高校生と中学生、3人いらっしゃるということで、建設関係の自営業をやられている方です。所得は年間200万円、それに対して保険料が年間40万円かかるということで、既に滞納を抱えていて、民間の生命保険にも入っていないという状況だそうです。国民年金も払えないということで、将来の生活について見通しがなかなか立っていないという方がいらっしゃるということです。  2人目の事例の方は葵区の方で55歳の男性の方なんですけど、この方はクリーニング業を営んでいる方なんですけど、奥さんと2人暮らしで、借家でクリーニング業を始めてもう20年たっているようです。事業についての返済もまだ済んでいないということです。このコロナの中でテレワークが増えたこともあって、クリーニングの注文が減ってきて経営がなかなか厳しいと、2年間連続減少しているということでした。所得税や住民税もかからない所得であるのに、国保料は年間13万4,700円かかるという納付書が届いてきているということで、なかなか見通しもつかなくて、店も閉めるわけにもいかないので、非常に困っているというような事例が報告されています。 24 ◯寺尾委員 去年の国保運営協議会で、毎年これから7,000円引上げて、最終的には1.3倍というようなシミュレーションが示されているんですよね。これから、もう本当にどんどん値上げが続いていくと。先ほど、今でさえ高いというのに、これからまた毎年7,000円ずつ引上げていくということですから、これまた大変なことなんですけども、そういう値上げ案というものが出ているんですが、その辺についてのお考えはありますか。 25 ◯松原請願者 私ども、12月の国保運営協議会で意見陳述できるように頼んでいまして、その件に関連するものですからちょっと触れたいんですけど、現在でも保険料は、市町村国保の場合、所得に対する保険料率が10.1%です。協会けんぽは7.5%、組合健保は5.8%、これは国民健康保険中央会の「国保のすがた」の2017年によるものなんですけど、既に所得の1割にも達しているという状況ですので、これ以上値上げするというのは、本当に生活そのものが成り立たなくなるんじゃないかという危惧を持っています。  それで、運協への意見陳述のときについては、昨年、国保運協のところで、年収310万円、所得200万円の夫婦と子供1人の3人世帯のモデルケースを示して、年額34万8,200円、月額で言うと2万9,016円と算定しています。それで、詳細はまた運協のほうで資料につけられると思うんですけども、総務省の生活調査を基にした生活費を差し引くと、大体6万円か7万円ぐらいの赤字になるという、シミュレーションですけど一応出ています。ですので、本当に安心してかかれる医療、健康でいられる医療にするためにも、これ以上の引上げはぜひやめていただきたいと思います。 26 ◯栗田委員長 ほかにありますか。             〔「ありません」〕 27 ◯栗田委員長 ほかにないようですので、質疑等を終わります。  請願者の方は傍聴席へお戻りください。             〔請願者傍聴席へ移動〕 28 ◯栗田委員長 次に、本件に対し当局から説明をお願いします。 29 ◯酒井保険年金管理課長 ただいまの保険料を引下げてほしいという請願について御説明いたします。  国民健康保険は国民皆保険の基礎として重要な役割を果たしていますが、他の被用者保険と比べ、低所得者が多い、年齢構成が高いことなどにより、医療費の水準が高いなど、構造的な問題を抱えています。また、今後ますます少子高齢化が進む中、医療の高度化などに伴う医療費の増加が見込まれています。その一方で、毎年、一定程度被保険者数は減少しており、国保を取り巻く財政状況は厳しいことが想定されています。  そのような中、新型コロナウイルス感染症の影響は継続しており、保険者としてより一層、健全で安定的かつ継続的な国保制度の運営が求められています。このため、平成30年度から施行された都道府県単位化という制度改正の下で、将来的に県内市町の保険料水準の統一が見込まれている中、現在の本市の国保料は本来集めるべき国民健康保険料よりも低い水準となっていますので、県が定めている国民健康保険運営方針に沿って、段階的に保険料水準の統一を目指していく方向性であります。一方で、国からは、赤字補填のための一般会計からの法定外繰入れは削減・解消する方針が示されているところです。  なお、保険料負担の軽減については、本市をはじめ全国の自治体の要望により、子育て世代の経済的負担軽減の観点から、令和4年度より子供の均等割保険料軽減措置が導入されることとなりました。
     本市といたしましては、持続可能で安定した国保財政を運営するため、さらなる検討を重ね、来年度の保険料については国民健康保険運営協議会で協議してまいります。 30 ◯栗田委員長 ただいまの説明に対し、質疑等はありますか。 31 ◯寺尾委員 今、課長の説明で構造的な問題というようなことの話があったわけです。そして、さらには法定外の繰入れなんかもなかなか難しいと、こういうお話もあるんですけど、しからば、どうするんだと、どうして負担軽減を図っていくんだと。確かに均等割の一部減免という、これは歓迎をするわけですけれども、これは一部に限られているわけですよね。  やっぱり今、全国知事会だとか市町村長会、静岡市長も含めたそういう団体もあるわけですけど、そこで国の助成をもっと増やせという要望を出している。しかし、これがなかなか実現していないというのが現実ですよね。  私は、この間、国の助成、補助というものが実現しない間は、高いまま結局放置されていかざるを得ないということがあるわけですので、その間は少なくとも市として法定外の繰入れなども必要だと思うんですけれども、その辺の考え方を聞かせていただけませんか。 32 ◯酒井保険年金管理課長 先ほど御説明しましたとおり、国保は年齢構成が高いことから、保険給付費の負担が大きいのに対し、社会保険は比較的健康な世代が多いといった構造的な違いや保険料の計算方法も異なることから、単純に比較するのが困難であると考えております。  我が国の社会保障制度は、公的扶助、社会福祉、社会保険、公衆衛生などで構成されており、その中の社会保険に当たる医療保険の1つとして国民健康保険が位置づけられており、相互扶助の観点から被保険者の保険料を基本としております。  被保険者の負担軽減には、保健事業、保健指導を実施することのほか、ジェネリック医薬品の推奨など、医療費の抑制策を実施することで医療費の適正化を図ってまいりますが、保険料を抑制するための法定外繰入れにつきましては、国保の公平で健全な財政運営を目指す観点から、国から解消、削減すべきとの方針が示されており、静岡県国民健康保険運営方針においても解消、削減が明記されているため、本市もそれに沿って運営を進めてまいる所存でございます。 33 ◯寺尾委員 ほかに方法があればいいけど、なかなか方法がないということであれば、ぜひこれは法定外の繰入れも考えてもらいたいなと思いますよ。  そこで、先ほど均等割を減免ということで、残念ながら全額ではないんですけれども、国の補助ということもあって、就学前、小学校に上がる前ということになるわけですけども、そこの均等割の減免というか、減額が行われるということになった。これは歓迎するんですけれども、やっぱり何で就学前かと。もし子供の均等割を軽減するんだったら、少なくとも高校生ぐらいのところまではやってほしいなと思うんですけれども、これも全額、国が出してもらいたいわけですけれども、その間は、市独自でもやろうと思えばやれるんじゃないかと思うんです。その辺、どんな考え方か、お聞かせ願えますか。 34 ◯酒井保険年金管理課長 子供の均等割についてですが、来年度からの未就学児に係る子供均等割軽減については、その軽減分を国、県、市の公費負担で賄うこととなるため保険料に影響はありませんが、就学後の子供に独自軽減を行う場合ですと、法定外繰入れを行う必要が生じます。これについては、先ほども申し上げさせていただきましたが、国や県から解消、削減すべきとの方針が示されており、本市としてはその方針に沿って運営していかなければなりませんので、法定外繰入れを行う予定はございません。  なお、この子供の均等割の対象年齢を未就学児に限定せず拡大するよう、政令市市長会等を通じ、国に要望しているところでございます。 35 ◯寺尾委員 ぜひ検討してもらいたいと思います。  そこで、請願者からもお話がありました、基金の残高が34億円余、あるいは20億円程度の繰越金を含めると、54億円余の今年は活用額、これ、引下げなどにも使える積立金といいましょうか、余剰の54億円というのがあるわけですよね。  この54億円をどんなふうに活用していくのか。ぜひ引下げに使ってほしいなと私は思うんですけれども、その辺、いずれにしても、内容的には先ほどお話があったように、今後の国保運協で検討してもらうことにはなるんですけども、当局としてはどんなふうにしていきたいのか、その辺の考え方を示していただけませんか。 36 ◯酒井保険年金管理課長 令和2年度決算における基金残高及び繰越金の活用についてどのように考えているかについてですが、12月23日に本年度の第2回静岡市国民健康保険運営協議会を開催する予定です。その運営協議会で、来年度の保険料率について市から案を提示して御議論していただく予定ですが、そこでお示しする推計に、保険料率を激変緩和するために、今ある基金や繰越金を効果的に活用する案を提示させていただきたいと考えています。  詳細については現在検討中でありますが、その推計については第2回運営協議会でお示しをさせていただきたいと思います。 37 ◯寺尾委員 当局の考え方をもう少し具体的に示してほしいなと今思ったんですけど、私は十分、この国保料引下げの財源にも使えると思いますので、検討中だということでしたので、そこはぜひ引下げの方向で検討してもらいたいと思うんですよね。  最後の質問ですけども、コロナの関係で、一般の病院にかかる方が少なくなっているわけですよね。繰越金が多くなったのも、その辺の影響もあると思うんですけれども、依然としてまだコロナの状況というのは予断を許さない、こういう状況があるわけです。  今年度の、上半期、もう8か月終わるわけですけれども、少なくとも上半期の保険給付費、つまり医療費がどのくらいかかっているのか。多分、このコロナの下で医療給付費、例年に比べてかなり減っているんじゃないかなと思います。今後の算定というでしょうか、参考にもしたいと思いますんで、取りあえず上半期の医療給付費の状況などを教えていただけませんか。 38 ◯酒井保険年金管理課長 本年度の上半期における給付費の実績は、203億5,100万円余となっております。 39 ◯栗田委員長 ほかないようですので、質疑を終わります。  ただいま議題となっている請願は、いかが取り計らいましょうか。御意見がありましたらお願いします。 40 ◯鈴木委員 自民党です。  今、当局からもいろいろ苦労されておる話を伺っておるわけですけれども、いずれにしましても、国民健康保険料というのは、やはり先ほど説明がありましたとおり、令和9年度、県内市町の水準化の統一を目指しておるわけです。そうした中で、一方では確かに医療の高度化、高齢化に伴う医療費の増加が懸念されておるわけです。こうした状況を踏まえれば、国、県の動向に順次、多角的に議論され、決定するべきだと考えておりますので、私ども自民党としては、やはり願意に沿い難いと判断をいたします。 41 ◯山本委員 私たち会派公明党も、自民党さんと同じく、願意に沿い難いと考えています。  先ほど御説明いただきました国保の構造的な課題を抱えつつということで、国保を取り巻く財政事情は大変厳しいものがあるよと。今、自民党さんから出ました保険料水準の統一、こうしたことを見込まれていると。その中にあって、静岡市では低い水準で推移しているよというような御説明だったかと思います。経営の観点からも、持続可能なということを目指されているという中で、最終的には国民健康保険運営協議会での議論を受けて対応していくことが望ましいと考えておりますので、不採択とします。 42 ◯後藤委員 志政会です。  国民健康保険料につきましては、国保運営協議会で議論され決定し、そして、それを尊重していくという考えでおりますので、不採択とさせていただきます。 43 ◯寺尾委員 共産党寺尾です。  構造的な問題、構造的な課題ということで、とにかく国の負担といいましょうか、これが、かつてに比べて大幅に減っている。やっぱりそこに大きな問題があるんで、これは国に動いてもらうというのが基本的にあると思うんですよね。  しかし、国がなかなか動いてくれないという状況があるんで、これは大いにそれぞれ地方6団体などを通じてやっていく必要があるというふうに思うんですけれども、その間、もうほかに方法がないんですから、やっぱり市が独自の法定外の繰入れなどもやっていく必要があるということを強く私は要望したいと思うんです。  そして、請願者の趣旨説明でもありましたように、高過ぎて払えないと、こういう状況がもう実際上、毎日起こっているという状況があるわけですから、ぜひこれは請願の趣旨を酌み入れて採択してもらいたいと思います。  確かに、国民健康保険運営協議会でこれから議論してもらうということは、それはそれで制度としてなっていますので当たり前の話なんですけども、今、必要なのは議会としての意思をどう示すかということだと思うんです。やっぱり議会として、しっかりこれを受け止めて、この請願を採択して意思を示すと。そのことがまた国への一つの力にもなるし、運協の皆さんの議論の参考にもなっていくと思いますので、そこはやっぱり運協が運協がということで、運協だけに頼ると言うと言い過ぎかもしれませんが、運協に全てお任せということではないと私は思いますので、ぜひ採択をしていただきたいということを表明したいと思います。 44 ◯栗田委員長 各委員からそれぞれ御意見をいただきました。  それでは、採決を行います。  不採択との意見がありましたので、本件は挙手により採決いたします。  請願第3号は採択することに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 45 ◯栗田委員長 賛成少数でありますので、請願第3号は不採択とすべきものと決定いたしました。      ────────────────────────────── 46 ◯栗田委員長 次に、請願第4号 子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願署名のうち、請願項目6を議題といたします。  本件に対し、当局から説明をお願いいたします。 47 ◯原田子ども未来課長 請願項目のうち、学童保育の支援員2人体制の維持、支援員の増員、支援員の労働条件の改善について御説明します。  放課後児童クラブに配置する支援員数については、市の条例において支援員は、支援の単位ごとに2人以上とする。ただし、その1人を除き、補助員をもってこれに代えることができると規定されており、今後もこの配置人数を維持していく予定です。  次に、支援員の増員及び労働条件についてですが、本市は、これまで待機児童の解消に向けたクラブ室の拡充整備や開所時間の延長に取り組んできました。あわせて、これらの取組に必要な支援員を配置するよう市の委託料を算定しておりますが、市ホームページへの支援員募集の掲載や公共交通機関への広告の掲示、教育局との連携による特別教育支援員の活用などの取組も行っております。  また、労働条件では、時間単価のベースアップや経験年数に応じた加算金の支給など、処遇改善を実施しており、今後も運営受託者と協議しながら、必要な処遇改善について実施していきます。  今後も、運営受託者と協力しながら、支援員の確保や労働条件の向上に努めてまいります。  次に、民間で実施している、こども食堂や学習支援に対する市の財政的支援と財政支援の手続の簡素化について御説明いたします。  こども食堂は様々な運営団体による自発的な活動であり、現在、市が把握している市内のこども食堂は29か所あります。市への届出制ではなく、活動内容もその時々の社会環境や子供のニーズ等によって変化するため、実態の正確な把握は難しい面もございますが、新たな活動を把握した際には、令和元年度に作成したこども食堂ガイドブックや資料をお送りし、運営に役立ててもらっております。  こども食堂は、運営団体ごとに目指す姿や開催内容、頻度、金額設定、対象などが異なり、食事提供のほか、居場所づくりや学習支援、食育などを行っているところもあり、行政や社会に求める支援についての考え方も様々でございます。  民間で実施するこども食堂や学習支援を対象とした財政的な支援については、静岡市子育て支援活動事業補助金により活動費を支援しております。静岡市子育て支援活動事業補助金は、子育て支援事業そのものに用いる食材費であれば補助の対象となることから、実際にこども食堂の運営にも活用いただいております。  なお、申請手続につきましては、市の公金を補助金として交付するに当たって、他の補助金同様、必要な書類を御提出いただくことについて御理解をお願いしているところです。  また、このほかに静岡県社会福祉協議会による、こども食堂の開設に利用できる助成制度のほか、令和3年度からは子どもの居場所応援基金事業補助金も創設され、実支出額から寄附金を除いた額で10万円を上限に、食糧品費、消耗品費、備品購入費、光熱水費、賃借料が対象となるとともに、こども食堂のみならず、学習支援、遊び場の提供等にも活用できるようになりました。こういった支援についても随時各団体へ御案内をしています。  民間で実施する、こども食堂や学習支援を対象とした財政的な支援については、運営団体それぞれが掲げられる理念や、それに基づいて築いてこられた自立的な運営の妨げとならないよう、今後も慎重に検討してまいります。 48 ◯栗田委員長 ただいまの説明に対し、質疑等はありますか。 49 ◯寺尾委員 放課後児童クラブの件で質問をいたしますが、支援員の待遇、処遇改善は、これはこれまでどんな形で行われてきたのか、その辺の状況について教えてください。 50 ◯原田子ども未来課長 支援員の処遇改善の状況についてでございますが、児童クラブの支援員は、各運営受託者が雇用し、処遇改善につきましても各運営受託者において実施をされております。  支援員の職務には一定の専門性と責任が求められることから、これまで市の委託料の積算においては、市のパート保育士の時間単価を準用し、時間単価の引上げを実施してまいりました。  また、平成29年度からは、児童クラブの安定的な運営と必要な支援員の確保を目的として、大幅な処遇改善を実施しました。具体的には、クラブ運営の中心的な役割、業務を担う主任支援員について、委託料の積算においてハローワークの社会福祉の専門的職業、求職希望平均賃金を準用し、パート雇用から嘱託化が可能となる給与面の見直しをするとともに、全ての支援員についても一定の経験年数に応じた加算手当導入を行っています。  今後につきましては、運営受託者による支援員の確保状況や処遇改善の実態を踏まえ、国の動向を見ながら適切な処遇改善について検討していきたいと考えております。 51 ◯寺尾委員 これまでの処遇改善の努力は評価いたしますけれども、まだまだ十分でないと思います。ぜひ引き続いてお願いしたいわけですが、もう1つ、放課後児童クラブの待機児の解消についても、今、施設を増設するということで努力されていると思います。  今年度も新設の計画もあるわけですけれども、この待機児解消へ向けての取組について御説明いただけますか。 52 ◯原田子ども未来課長 待機児童解消へ向けた取組についてでございますが、現在、今年度は、清水飯田小学校に教室開所型、1室35人を整備しております。  現在、来年度の入会の募集を行っておりまして、令和4年度当初の利用者数にもよりますが、待機児童解消に向けて、公設児童クラブの整備のほかにも、民間児童クラブへの運営費補助の実施や、学校や運営受託者との協議等により、受け皿の拡充に取り組み、早期の待機児童解消に努めてまいります。 53 ◯栗田委員長 質疑を終わります。  ただいま議題となっている請願はいかが取り計らいましょうか。御意見がありましたらどうぞ。 54 ◯平井委員 自民党です。  請願第4号の項目6につきまして、先ほど当局から御説明がありましたように、条例で支援員2名以上は保障されており、あわせて様々な施策を講じて障害のある児童にも配慮するなど、待機児童の解消に向け、運営団体と協力しながら労働条件の向上に本市は既に取り組んでいるとお聞きしております。  そうしたことから、こちらも願意に沿い難いと判断いたします。  次に、こども食堂関連の請願につきましては、運営団体は様々な目的や思いを持って地域と協力しながら進められておりますので、補助金を含め、引き続き推移を注視していきたいと我々は考えております。  財政支援手続の簡素化につきましては、市の公金を補助金として交付する以上、慎重な審議を要するため、必要書類の提出を求めるものと認識しております。  以上のことから、願意に沿い難いと判断します。 55 ◯山本委員 私たち会派公明党も、同様に願意に沿い難いというふうに考えています。  御説明いただきました6の(1)に関しましては、支援員の確保、あと処遇改善に当たっては、これまでベースアップ、加算金等を加えながら改善されてきていること、(2)におきましては、運営団体の自立的なというんですか、それを尊重しつつ対応されているということ、さらに今年度からは応援基金ですか、そういったもの10万円を上限としたものの活用も紹介しているということでありますので、これらのことから不採択とします。 56 ◯後藤委員 志政会です。  志政会も不採択とさせていただきたいと思います。  当局から説明をいただいた中で、支援員の確保、また労働条件の改善についても取組がされていることが確認できました。運営受託者と協力、連携しながら引き続き取組を進めていただきたく思います。  あと、こども食堂についても、説明のあったとおり自発的に行われている活動に対して補助していく、そういったことで様々なニーズの把握をしながら支援されていることも確認できました。引き続き、取組を進めていただきたく思います。 57 ◯寺尾委員 私はぜひ採択をしていただきたいと思います。  放課後児童クラブの関係、先ほど御説明がありましたように、様々な努力をされてきていることは評価したいと思います。でも、まだまだ皆さんの処遇という点では、私は充実させていく必要があると。それがまた子供たちの教育にもつながっていくわけですので、ぜひそこはやっていただきたい。  そして、また、こども食堂についても、こども食堂を運営している方は非常に苦労しながらやっています。公的な補助ということは、もちろんそれはありがたいとは思っているわけですけれども、様々な寄附を集めたりして大変苦労してやっているというのが現実だと思います。ぜひ、もっともっと支援を強めていくことが必要だと思います。  そういう立場から、ぜひ請願を採択していただきたいというのが私の考えです。よろしくお願いします。 58 ◯栗田委員長 それでは採決を行います。  不採択との意見がありましたので、本件は挙手により採決します。  請願第4号のうち請願項目6は、採択することに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 59 ◯栗田委員長 賛成少数でありますので、請願第4号のうち請願項目6は不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で、請願2件の審査を終了いたします。  残る請願第5号は、この後の議案と関連がありますので、議案審査と併せて審査をいたします。  それでは、議案及び請願第5号の審査等に関係のない説明員の方は退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 60 ◯栗田委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第169号中所管分については、既にお配りしたとおり修正案が提出されております。  なお、私が修正案の提出者ですので、ここで委員長の職を平井副委員長と交代いたします。             〔委員長職交代〕 61 ◯平井副委員長 それでは、議案第169号中所管分、議案第171号、議案第177号及び議案第187号並びに請願第5号の5件を一括議題といたします。  ここで皆さんにお諮りいたします。  請願第5号については提出者から趣旨説明の希望がありますので、これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。
                〔「異議なし」〕 62 ◯平井副委員長 御異議もないようですので、趣旨説明を許可することとし、後ほど審査の際に趣旨説明を受けることとします。  次に、議案審査の順序を申し上げます。  全議案について、当局から説明を受け、その後、栗田委員から提出された修正案の説明を受けます。  続いて、請願第5号の趣旨説明を聞いた後、質疑に入りますが、先に議案第169号の修正案と、その修正案に関係する原案部分及び議案第177号並びに請願第5号に対する質疑を行います。  その後、議案第169号の修正案関係部分以外と、議案第171号及び議案第187号に対する質疑を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  質疑終了後、討論と併せて要望・意見等を述べていただき、採決を行います。  それでは、まず当局からの説明をお願いいたします。             〔当局説明〕 63 ◯平井副委員長 次に、議案第169号に対する修正案について、栗田委員から提案理由の説明を願います。 64 ◯栗田委員 議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算について修正案を提出させていただきます。  議案第169号第1条第1項中、本議会に上程されております、桜ヶ丘病院と静岡市が保有する清水駅東口公園の土地交換に伴うもので、不動産収入に対する減額修正案となっております。  歳入のうち、19款財産収入、2項財産売払収入、1目不動産売払収入1億9,570万8,000円をゼロに減額するものであります。  この経費に係る歳出は都市建設委員会に付託されており、同じく減額修正の提案をさせていただいているものになります。よって、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)ですが、第1条第1項中、補正予算額を22億2,252万8,000円から20億2,682万円に改める議案といたします。  提案理由につきまして簡単に申し上げますが、まず、本修正案については、桜ヶ丘病院が市有地であるJR清水駅東口に移転、その一方、JCHO所有の大内新田の用地を市が購入する財産の交換でありますけども、昨日の総務委員会でも指摘させていただきましたが、創生静岡では、桜ヶ丘病院の移転は見切り発車であり、現時点では反対の立場です。  理由は3つあります。  1つは、数十年に一度という病院の建て替えに際し、なぜ安全な場所への誘致を検討しないのかということと、最初から津波浸水区域への移転ありきであるということです。  2つ目は、本市では、自治基本条例第10条第1項に規定する、市民の市政への参画権を制度的に保障するために市民参画手続を定めております。この手続が遵守されておりません。  3つ目は、現清水庁舎の移転計画の扱いが不明確であり、一刻を争う事態とした本議案の現清水庁舎の扱いが不明確であると。  このような状況の中で、市有財産、市の財産ですけども、処分し、また新たに市有財産を増やす本議案については、以上を整理した上で改めて審議すべきである。  以上、修正動議といたします。審議のほどよろしくお願いいたします。 65 ◯平井副委員長 次に、請願第5号桜ヶ丘病院の移転に関する請願に対する趣旨説明を許可します。             〔請願者演壇前へ移動〕 66 ◯平井副委員長 趣旨説明に先立ち、請願者の方にお願いいたします。  初めに、御住所、何々区までで結構です。お名前を述べていただき、趣旨説明については5分以内で簡潔に述べていただくようお願いいたします。  なお、請願者より資料の配布を求められております。委員長の許可を得ておりますので、よろしくお願いいたします。             〔資料配布〕 67 ◯平井副委員長 では、趣旨説明をお願いいたします。 68 ◯才茂請願者 静岡市清水区、公園を愛する会、才茂清美です。  田辺市長が記者会見で、先日、前向きな意見に話が向かうのであれば説明会をすると発言されましたので、今日は私たちは前向きな意見を請願させていただきます。  また、私事ですが、私は2人の子供を桜ヶ丘病院で出産しました。地域に根づいた温かく心のこもった医療のケアのおかげで、産まれたばかりの我が子たちと過ごした桜ヶ丘病院での時間は、母親として私にすばらしいスタートを切らせてくれました。  60年以上、地域に根づいたこの病院が、また皆様に喜ばれる、安心できる土地で再スタートできるようにと、私もこの気持ちを強く持ち、本日の請願に移らせていただきます。  桜ヶ丘病院の移転計画は、市民への説明が全くないまま、移転先であるJR清水駅東口公園のモニュメント、樹木の撤去工事が進められています。  私たちは、桜ヶ丘病院の早期の移転新築は希望しておりますが、問題は移転場所です。JR清水駅東口公園は、石油コンビナート地区等特別防災区域に隣接し、予想される南海トラフ巨大地震、この確率、70%から80%が予想されておりますが、津波浸水想定区域にあります。  JCHOは津波対策としてピロティー構造にするとしておりますが、津波のリスクは軽減できても、その構造が津波で流出した瓦礫を呼び込み、大きな災害に発展する可能性があります。  ヘリポート基地をつくるスペースはなく、ヘリの空中停止できる緊急スペースを屋上に設けても、空中での患者搬送は危険を伴います。弱者を収容する病院にはふさわしい場所ではありません。  東日本大震災以降、津波浸水想定区域に新たに病院を建設するところは、日本中どこにもありません。  一方、この公園は美しいジャカランダ、河津桜の名所です。公園にあるモニュメントは、清水市と静岡市の合併記念として1億円をかけて建設され、富士山景勝スポットの象徴となっています。  また、静岡市が約32億円をかけて建設したJR清水駅東西自由通路からの美しい富士山は、清水を訪れる人たちを魅了しています。目の前に8階建ての病院が建設されたら、この絶景は台無しです。災害発生時の緩衝地帯としても必要ですから、このまま公園として残すのが賢明な選択です。  貴議会においては、下記のように桜ヶ丘病院移転地の再検討をお願いいたします。  請願項目、1、桜ヶ丘病院移転場所は、JCHO所有地である大内新田、または最終候補地として市が提案した桜が丘公園への移転を求めます。  2、市民への説明会を早急に開催するように市長に提言してください。  以上、請願を終わります。 69 ◯平井副委員長 請願者の方、もうお一方から説明があるんですかね。 70 ◯吉田請願者 私は清水区の吉田と申します。  先日、工事が始まりましたけれども、それは11月1日に予告もなく突然工事が始まり、近所の保育園の子供たちが遊べなくなって困っていることを御存じですか。いつものように散歩してきたところを立入禁止になっていたため、先生が今日は遊べないから帰りましょうと言ったら、子供たちから、ええっという大きな声が聞こえてきました。とてもかわいそうだったと近所の方が嘆いていました。そして、リハビリのため毎日散歩に来ていた方も、工事を知らずに来たと言っていました。  立て看板には改修工事と書いてありますが、市に問い合わせたところ、そりゃあ、もう解体工事ですと言われました。こんなところに市民をごまかそうとしているように感じ、誠意を感じません。しかも、改修工事ではなく、この公園はもう一生、市民の手に戻らなくなる可能性があるわけです。そんな大事なことを近隣住民にさえ告知しないのはあり得ないと思います。回覧板すら回さないのはなぜでしょうか。丁寧な説明を要望します。ぜひ皆様から市長に説明責任を果たすよう、よろしくお願いいたします。 71 ◯平井副委員長 請願者の方、よろしいですか。 72 ◯松永請願者 私は東口公園がなくなるのが本当に残念なんですね。  清水区の辻町、松永行子です。  私は、今、清水駅の美しい富士山を観光客の人も、市民はもう見慣れていると思うんですけども、非常に美しいということでにぎわっています。カメラに撮る人も多いです。こんな美しい公園をなくすのは、観光を目指す静岡市にとっては大きな財産の喪失だと思います。ぜひ、この公園を存続するように議会の皆さんもよろしくお願いします。  それと、よく市を散歩していますと、災害に強いまちをというポスターをよく見かけます。こういうポスターを出す政党の方は、ぜひこの問題をもう少し真剣に考えてください。 73 ◯平井副委員長 ただいまの趣旨説明に対して、委員の皆さんから質疑等はありますか。 74 ◯寺尾委員 大内新田に移転をするという1つの案がさっき示されておりましたんですけども、その大内新田に移転するメリットといいましょうか、よい点、どういうことで大内新田を勧めているのか、その点ちょっとお聞かせください。 75 ◯吉田請願者 先ほどお配りした資料を、対比表があると思うんですけれども、「大内新田とJR清水駅東口公園の比較」というのを御覧になってください。  ここにまとめてありますけれども、まず、メリット、大内新田としては、災害の心配の少ない安全な立地で、市民が安心して通える病院になります。しかし、東口公園は、国土交通省の津波浸水区域へ公共施設は建てないガイドラインに反します。ここは皆さん御存じのことと思いますけれども、津波が来ることが分かっていて建てるということは大きなデメリットになります。  大内新田は内陸部ですので、地震による津波や台風など、高潮の危険性はありません。しかし、東口公園は津波や高潮の危険性があります。実際、おととしの台風19号のときに、もうあのあたりの道路は冠水して通れなくなっていました。そして、七夕豪雨以来の氾濫はなく、その後、治水も大幅に改善されました。これ、大内新田ですが、先日、自民党の丹沢議員さんも質問されていましたが、ここの土地はとてもよくなったと当局のほうからも説明がありました。  そして、南海トラフが起きた場合、JR清水駅東口公園は2分で津波が襲ってきます。病院の人たちは病院に閉じ込められる可能性があります。大内新田は山からは離れているため山崩れ、土石流などの心配はありません。JR清水駅東口公園のほうは、コンテナや船舶など、多くの漂流物が流入して衝突するおそれがあります。大内新田は、危険物を取り扱っている工場などはなく、今、すぐそばに注射針をつくる大きな会社が建設中です。そういう意味では、とても病院にとってもよいのではないかと思います。  そして、東口公園のほうは、LNGをはじめ130基ものエネルギータンクがあります。ここは県で唯一の石油コンビナートです。なぜそんな石油コンビナートがある場所に病院を建てるのか。それはちょっと私たち市民としては、安心してかかれる病院になるのか不安です。  そして、病院経営についてですけれども、大内新田は今とてもアクセスもよくなり、南幹線、国道1号線、そして、北街道がつながる道がもうすぐ完成しそうな、それは静岡市の方がよく分かっていると思いますので、当局のほうに聞いていただければ分かると思います。バイパスがすぐそばにありますので、静岡県立総合病院と桜ヶ丘病院が協定を結びましたので、例えば何か重大な病気があった人は、すぐに県立総合病院に行ける、もう10分で行けるくらいの場所ですので、市民としては安心できます。  ここの大内新田に行かれたことはありますでしょうか。本当に広大な土地で、ここでしたら病院だけでなく、例えばJCHOさんが本当に病院経営をするのであれば、それにプラスした介護の専門の何かをつくるとか、近くに薬局をつくるとか、本当に周辺住民と一緒になって医療体制が整うと思います。人口も非常に多くて、若い人たちが大勢移り住んでいます。  しかし、清水駅東口のほうは、今、本当に人が少なくなってきているため、人口も減ってきています。そして、あそこの場所は産業のための駅ですので、周りに住民がいるわけではないんですね。ですから、経営の面でも東口公園よりは大内新田のほうが将来性があると思います。  あとは、JCHOさんのほうから、あそこは本当にバスの乗り入れもないということを指摘されていたようですけれども、北街道がすぐそばですし、例えば市立病院ですとか、県立総合もそうですけども、静鉄バスさんが病院のほうにバスを乗り入れてくれれば、市民にとってもとてもアクセスしやすいです。  それで、清水に住んでいる私たちにとって、清水駅でもしJRに乗るとしたら、わざわざそこにバスで行くか車で行くんです。ですから、清水駅に病院ができても、余りそこに乗り降りする人はいないと思うんですね。病院へ行くときはもうみんな車で行きますから、大内新田でしたら広大な土地ですので、本当に駐車場が広く取れます。職員の方の駐車場も取れます。しかし、東口公園では、一応ピロティーの下に90台駐車場を置くと言っていますけれども、周りにさらに駐車場を確保しなくてはいけません。そういうところも、経営からすると、常に駐車場代がかかるということは、将来、先を見ても、果たして経営にとってプラスになるのか疑問です。  環境は、大内新田は本当に住宅が多く、入院している方も静かに静養できます。富士山がすごくきれいに見えます、こちらからも。これは私たちも本当に確認しています。そして、JR清水駅東口公園のほうは、海沿いの道路にトラックがたくさん走っているんですね。ですから、騒音もありますし、排気ガスもたくさん出ます。何より、今サッカー場も造ろうという計画も上がっていますので、そうすると、そういったにぎわいのところに病院ができて、果たして入院される方が静かに静養できるのかというのも疑問です。  あと、津波の高潮対策費も必要ないですし、今、建築費の20%を対策に使うということをJCHOさんが発表されていますが、そのお金を全て医療のほうに使うとか、お医者さんを確保するとか、そちらに使えると思います。なので、やはり大内新田のほうがいいのではないかと思います。  それと土地のほうですが、JCHO所有の土地ですので、JCHOさんがやろうと思えば明日にでも着工が可能です。しかし、こちらの東口公園は、静岡市所有の貴重な公園です。先ほども松永さんのほうからありましたけれども、本当に自由通路からの景観を見たことがありますでしょうか。東口公園の場所は知っていても、なかなかあの自由通路を通ることが少ないと思うんですね。あそこは、本当に三保が世界遺産になるときにイコモスの方々もあそこを通って、静岡県民はわざわざガラス張りにした通路にして富士山を眺められるように、それほど富士山を愛しているんだということを強調されました。ですから、静岡市が32億円かけて造ったあの自由通路から富士山が見えなくなるということは、観光の面において非常に損失だと思います。今、中部横断自動車道ができましたので、観光客が来たときにも、やはりあそこは公園として残して、観光客や市民が憩える場所にもっともっと改善していくほうがよいと思います。  それから、ヘリポートですけれども、今、JCHOさんは、ヘリポートはお金がかかるから造らないということになっています。しかし、大内新田でしたらば、あれだけの広大な土地ですから、ヘリポートも造れます。清水駅東口公園の場合は、ホバリングスペースですが、ホバリングスペースということは、人1人をつるし上げるしかないんですね。それこそ危険で、桜ヶ丘病院に搬送されるのは、ちょっと私としては希望しないです。  それから、ほかの病院との連携も、先ほども言いましたけれども、大内新田は県立総合病院やこども病院ともバイパス一本ですぐに行ける位置にあります。ですので、やっぱりあとはJRで分断されてしまうんですね。なかなか清水の方でないと分からないと思うんですが、JRの鉄道が走っているため、東口へ行くためにはすごく大回りをしなくてはいけないんです。もしそこの踏切が下りた場合、そこで救急車は待たなくてはいけないということで、とても不便な場所になります。 76 ◯平井副委員長 請願者の方、申し訳ありません。まだございますか。  もう少しお話をまとめていただけると助かります。よろしくお願いします。 77 ◯吉田請願者(続) ですので、やはり私たちとしては、大内新田のほうがこの清水駅東口公園よりも病院経営にしてもよいということで、ぜひJCHOさんのほうに静岡市として考え直すようにということをお伝え願いたいと思います。 78 ◯寺尾委員 御丁寧にありがとうございました。  市長の説明のことについても先ほどちょっとおっしゃっていたんですけども、先日の議会の中でも、市長はこの説明会は行いませんと力んでおりましたんですけども、市長はいろんな手段を使って十分説明したというふうにも一方では言っているわけですよね。その辺、どんな印象を今、受けていらっしゃるか。 79 ◯才茂請願者 今の御質問に対してですけれども、私が一番最初に申し上げましたように、田辺市長は私たちに対して、市民に対して、前向きな方向に話が進むのであれば説明をする意思はあるということで、一応、私たちのところに入ってきている情報ですと、過去何回もタウンミーティングを行ったり、それから広報ですとか、あとはメディアを通して説明をしているという、そういう認識をされているようなんですけれども、実際のところ、去年12月に田辺市長がJCHOと協定を結んで以降、市民の前で一度もこの病院に関して説明を受けたという記憶は一切ありません。それまで、市長が説明をされているというのは、主に区庁舎の移転に基づくものだと認識しております。  ですので、私たち市民に対しての市長の説明のなさということが今回、今、吉田さんが申し上げたような、いろいろな不安要素を増長し、みんなに不満を持たせる原因になっているのではないかと考えております。  それから、今、撤去工事とかが進んでいる東口公園、あの公園も市民の税金で造られた市民の土地なんですよ。その市民の土地に対して、議会の承認も通さずに市長が独断でその工事を始めているというイメージ、実際にはそうだと思います。  なので、そこのところで市長に説明を求めたいというのは、桜ヶ丘病院に関するこれまでの経緯とか、それから、JCHOとのいろいろなやり取り、そういうことを市民に説明する義務が市にはあるのではないかと、私たち市民は考えております。  基本条例にもありますよね。このような施設を建設するときには、何回も何回も市民、それはいろいろな市民がおりますから、反対意見が出るのは当然のことなんです。反対、賛成、両方があるときに、やはり反対市民がこれだけいるということをしっかり市長は認識をしていただいて、ただの一度も説明をしないのではなく、これから説明責任を果たしてほしいと、そういう思いでおります。 80 ◯寺尾委員 請願者の皆さんがJCHOのほうへ直接行かれたというふうにも聞いております。JCHOに行かれた目的は何なのか、どんな話をされたのか、どんな場所でお話しされたのか、その辺についてもお聞かせください。 81 ◯松永請願者 JCHOさんが採算の取れることを経営の最優先にしているため、その優位性と病院の移転環境、安心・安全を伝え、将来の市民の病院として貢献していただきたい、その思いで訪問させていただきました。  しかし、やはりJCHOさんは、私たち、会議室も変更されまして、貸し会議室で一応話合いをしました。それで、私たちが一番驚いたのは、やはり私たちがこの東口公園の危険性、そういったものをJCHOさんは余り市から伝えられていなかったということ、そして、安全対策としてピロティー構造がもうこれで大丈夫だ、そういうような認識を抱いていることに非常に驚きました。と同時に、非常に不安を感じました。 82 ◯栗田委員 今、配られたこれはどういうつもりで配ったのかな。その内容について少し説明してくれる。 83 ◯吉田請願者 これは市のほうから配られたもので、清水駅東口一帯が今後どのように発展していくのかというものを示したものなんですね。これでいくと、当然、東口公園というのは市民のために開かれた土地になるということでした。  先ほど私が言ったように、この清水駅からの景観もいいことですとか、このモニュメント「空のむこう」、この写真を見ていただくと分かりますように、これはただの輪っかではなくて、ここから富士山を望んで写真を撮ったりするためのものです。作者の方は富士山が見えることを想定して造られました。これも1億円かけて造っています。  静岡市が示したこの開発、これから清水のまちづくりをやっていこうといった、この大々的なものが今回の病院を造ってしまったら、まちづくりに関してマイナスになると思うんですね。先ほどからお話ししているように、大内新田か桜が丘公園に移転してほしいというのは、危険性もそうですが、これからの静岡市が観光の町としてやっていくに当たり、非常にやっぱり富士山を生かすというのが静岡市の特性だと思うんですね。そのために日本平にも夢テラスを造りましたし、ですから、これから静岡市はどういう方向に向かってまちづくりをしていくのか。病院ができて本当にそこににぎわいができるのか。私たち市民にはその辺の説明も全くないんですね。ただ、田辺市長は病院ができればにぎわう。でも、普通に考えたときに、病院というのはやっぱり病気の方がいらっしゃるので、そこでにぎわうとは思えないので、このあたりの説明も市のほうからしてほしいという思いで、あと、これは随分前の資料になりますので、もしかしたら御存じない方もいらっしゃるかと思って、今回配布させていただきました。  もう一度、まちづくりの原点に戻って、静岡市という、もっと言うと県、そういう大きな視野でこの清水駅の開発を望んでいますので、どうか議員の皆様、もう一度原点に立ち返って、富士山を生かしたまちづくり、それをどうぞよろしくお願いします。 84 ◯才茂請願者 済みません、説明の追加をさせていただいてよろしいでしょうか。 85 ◯平井副委員長 今の件に関してですか。 86 ◯才茂請願者 今のことではなくて、先ほど松永さんが申し上げたピロティー構造の駐車場のことですけれども、桜ヶ丘病院は、今、ピロティーの下に90台の……。 87 ◯平井副委員長 済みません、委員が質問で求められていることではないものですので、簡潔にお願いできますか。 88 ◯才茂請願者 90台の駐車場を設けているということですけれども、この駐車場に車を止めて、その車に塩水が浸水した場合に、バッテリー系統ですとか、いろいろな機器系統にそれがつきますと、漏電とか、あるいは異常発熱をして、その場合にガソリンタンクに引火をして火を噴くという危険があります。  2018年、兵庫県の西宮市で、実際に台風によってそういう被害が出ているんですね。皆さん、覚えていらっしゃる方もいると思うんですけれども、西宮市の浜辺、海岸近くの中古車のオークション会場で、あのときは台風何号だったかな、忘れました、ごめんなさい。ただ、台風の高潮によって車が浸水したときに、瞬く間に100台に火がついて大惨事になったことがあります。周辺道路は全て通行止め、そして、関西国際空港も一時閉鎖をされました。結構、鎮火するまでに時間がかかっています。  これを桜ヶ丘病院の場合で考えてみますと、火がついた上に人がいるわけですよ。コンロの上にフライパンがあって、その上に患者がいるというふうにイメージしてもらうのがちょっと強烈かもしれませんけれども、そのようなイメージを持ちます。周りに石油タンクとかLNGのガス基地もある中で、そこら辺が火の海になるところで、本当に病院が安全だと言えるのか、耐震性だけではなく、そういう環境の面からも再度考えていただきたいと思います。 89 ◯平井副委員長 済みません、先ほどの質問の答弁になるものですから、申し訳ありません。 90 ◯才茂請願者(続) あとちょっと、もう1つ、大事なことです。  清水区庁舎を同じところに建てる予定があったんですよね。そのとき、区庁舎も1階をピロティーにして地下を駐車場にするという計画だったんですけれども、やはり今のように申し上げた経過がありまして、専門家の方々から大きな意見が出て、あの当時の清水区庁舎は、そこのピロティーの駐車場を別に設けるようにして、ピロティーの駐車場の話はなくなったんです。  それも、そういう話がありながら、今、桜ヶ丘病院、JCHOはそのような計画を持ってきているし、土地を提供する市はなぜその経緯をJCHOに話していないのか。JCHOの幹部の方々は、その話も全く知らず驚いておりました。その幹部の方が知らなくて驚いていることに私はまた驚きました。ですので、本当に市民に対しても、またJCHOに対しても、市長は説明責任をはっきりするように議会の皆様から促していただきたいと思います。 91 ◯平井副委員長 それでは、暫時休憩といたします。                 午後0時3分休憩
         ──────────────────────────────                 午後1時10分再開 92 ◯平井副委員長 休憩前に引き続き委員会を再開します。  本請願に対する当局の説明は省略しますが、必要により質疑の段階で御発言ください。  それでは、これまでの説明に対する質疑に入ります。  発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  議案第169号の修正案と、その修正案に関係する原案部分及び議案第177号並びに請願第5号について質疑がありましたらどうぞ。 93 ◯鈴木委員 自民党の鈴木です。よろしくお願いいたします。  私からは議案第177号に関連してでございます。  資料でいきますと、議案集2)の35ページ、今回の桜ヶ丘病院に関連する財産の交換についての質問を確認で当局にお伺いしたいと思っております。  本当に総括質問でも、私ども自民党の丹沢議員が述べましたとおり、清水区の医療を守る上で、長年の悲願であった桜ヶ丘病院の移転新築がこのほど決定したことは大変喜ばしいことであり、旧の清水市以来の大きな懸案が1つ前に進んだかと思っております。  そして、今回上程された土地交換議案について、病院の移転新築に向けた重要なプロセスの1つであると思いますので、確認の意味で幾つか伺います。3つあります。  まず、1、JCHOへの清水駅東口公園の土地の提供に当たり、なぜ売却ではなく大内新田との交換になったのか、お聞かせいただきたいと思います。 94 ◯千須和保健衛生医療課長 現在、JCHOが所有しております大内新田の土地でございますけれども、もともとは桜ヶ丘病院の移転のために旧清水市が用意した土地でございましたけれども、移転予定地が変更されたことから、ここの大内新田に桜ヶ丘病院が来ることはなくなったということでございます。  その後、地元の自治会等からの要望もございまして、本市としましては、現在、老朽化が進む生涯学習交流館の移転建て替え、そして、公園、そして、調整池の機能を軸に整備の検討を進めさせていただいているところでございます。  このため、この大内新田の土地を市が入手する必要があるということでございまして、清水駅東口公園の土地と交換をさせていただくというものでございます。 95 ◯鈴木委員 次ですけれども、今回のこの土地交換議案の提出がこの時期になったのはなぜか、また、今後、土地交換の手続はどのように行われるのか、御説明をお願いいたします。 96 ◯千須和保健衛生医療課長 桜ヶ丘病院の移転につきましては、本市とJCHOとで令和2年12月に協定書を締結いたしまして、それに基づきまして、令和3年度中の建設着工、それから、令和5年度中の開院を目指しているところでございます。  そういったことで、6月補正予算で承認いただきました清水駅東口公園の分筆登記の事業ですとか、あとはJCHOと厚労省との財産処分協議がそれぞれ完了した後でないと、この土地交換議案を作成して提出できないということでございまして、その作業を踏む必要があったものですから、この11月議会に議案提出ということになったということでございます。  そして、今後の手続でございますけれども、本議会で土地交換議案を議決いただければ、その旨をJCHOに通知いたしまして、現在、仮契約を結んでおります土地の交換契約が本契約として発効すると、そういうことになってございます。  そして、今、清水駅東口公園の施設の移設事業に着手して取り組んでおりますけれども、こちらが完了しまして、JCHOから土地交換の差金を受領することによりまして所有権が移転するということで、この所有権の移転に伴いまして、移転登記を行うということでございます。この一連の手続を来年3月中までに完了させると、そういうスケジュールになってございます。 97 ◯鈴木委員 そして、もう1つあります。  今回、お金の数字が約1億9,500万円という差額が出ているんですが、交換の差額はどのようにして算出されたのか、お聞かせをいただきたいです。 98 ◯千須和保健衛生医療課長 清水駅東口公園の土地と、それから、大内新田の土地、共に静岡市とJCHOの両者で不動産鑑定士による土地鑑定評価を実施しまして、それぞれの金額の平均額を土地の価格とさせていただいたところでございます。これによりまして、算定された土地価額の差額が今回の土地交換契約の交換差額ということになってございます。 99 ◯寺尾委員 議案第177号財産の交換について質問をいたします。  静岡市財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例というのがあります。この中で、今回のケースについては、第2条で「公用又は公共用に供するため他人が所有する財産を必要とするとき。」ということですから、ここでは交換ができるということになりますが、前文のところに、当該財産の価額の差額がいずれか高いものの価額の4分の1を超えるときはこの限りではない、つまり差額が4分の1を超えるときにはできないと、この条例には書いてあります。  そこで私が計算をしてみたところ、大内新田の土地が4億2,904万6,590円、東口公園の土地が6億2,475万3,825円、仮契約書が示されておりますので、既に金額が確定していると。その差額が現金で支払われるということになっておりまして、1億9,570万7,235円ということになります。この金額が4分の1を超えるときにはこれはできないと、この条例でうたっております。4分の1を超えているんですね。4分の1の金額を出すと1億5,618万8,456円。今回の差額が約1億9,500万円ということですから、約4,000万円、4分の1を上回る金額になりますが、今回の交換は、この条例から言うと違反をしているんじゃないかなと、条例違反じゃないかと思われますが、これについてはいかがでしょうか。 100 ◯千須和保健衛生医療課長 今、委員からお話のありました条例の規定でございますけれども、その4分の1を超えなければ、その条例に基づいてできて、改めて議決を経なくても交換ができてしまうと。ですので、今回、議決をお願いしているのは、4分の1を超えて、その条例に基づいて議決を経ずにやることができないものですから、地方自治法の規定に基づいて改めて議決をお願いしていると、そういう手続になってございます。 101 ◯寺尾委員 大事なところですから確認します。  議決を経れば4分の1を超えてもいいということですか、端的に言いますと。 102 ◯千須和保健衛生医療課長 4分の1を超えてしまいますので、議決が必要となりますので、今回、議会にお諮りをさせていただいていると、そういうことでございます。 103 ◯寺尾委員 地方自治法の何条の何項でそのことをうたっていますか。 104 ◯千須和保健衛生医療課長 議案集2)にも記載させていただいてございますけども、地方自治法第96条第1項第6号の規定に基づきまして、お諮りをさせていただいているところでございます。 105 ◯寺尾委員 もう一度、確認します。  そうすると、今の、地方自治法で、議決を経れば4分の1を超えてもいいというふうに書かれてあるということでいいんでしょうか。大事なところなもので再確認します。自治法で、議決をすれば4分の1を超えてもいいということで書かれているということでいいんでしょうか。 106 ◯千須和保健衛生医療課長 自治法では、基本的に議会にかけなきゃいけないんですけれども、先ほど委員がおっしゃった条例で定めるような場合で、あらかじめ条例で定めておれば、議決をしないで、そういうことができると。ただし、その定めている条例において4分の1を超えてしまったものですから、その法に委ねられている部分に該当せずに、改めて法に基づいて議決を経なければならないと、そういうことでございます。 107 ◯寺尾委員 私はそこが疑問なんですね。例えば、交換する場合の財産というのは、限りなく対等、同額に近いという、できるだけ同じ価値の財産を交換するというのが本来の在り方だと思うんですよね。  極端に言うと、議決さえすれば1億円と1万円でも交換できると。そんなことがあるかどうかは別としても、1億円と1万円の財産をそれぞれ議決さえすれば、交換できるという話になっちゃうわけですよね。  もちろん差額は払わなきゃならない。だけども、やっぱり交換に値する財産というものは、限りなく同じ価値の財産でなきゃならぬということで、この4分の1という規定を置いていると。少なくとも交換する財産は、4分の1ということは、逆に言うと75%。75%以上の価値がなければ交換はできないということになるんですけども、差額を支払う問題は別として、限りなく同価値のもので交換をしなきゃならないということで、この4分の1ということを定めているんじゃないかと思うんですが、今の考え方でいくと、議決さえすれば、どんな価値の違いであっても交換できるというふうな解釈になるということでいいんでしょうか。 108 ◯千須和保健衛生医療課長 4分の1を超えるというところでございまして、そういう場合であるものですから、法令の規定に基づきまして議会に議案を上程させていただいているということでございます。 109 ◯寺尾委員 ちょっと疑問が残っていますが、取りあえずいいにします。  次の質問なんですが、同じこの財産の条例、先ほど挙げました交換ができる条件のところの第1項が「公用又は公共用に供するため、他人が所有する財産を必要とするとき。」と書いてあります。どういう意味かといいますと、静岡市が大内新田の土地を必要とするから交換をするということだと思うんですね。しかし、実態としては僕は逆だと思うんです。  それは東口公園の土地をJCHOが必要とするから相手に渡すのであって、本来、その相手に渡す見返りとして大内新田を取得すると。つまり、静岡市が大内新田の土地を必要としたから交換をするというのではない。ここの条文の意味からすると、逆さまではないかなと思うんです。その点の考え方はいかがでしょうか。 110 ◯千須和保健衛生医療課長 先ほども同様の質問をいただいて御答弁申し上げたところですけれども、地元の自治会からの要望もございまして、本市としては、老朽化が進む生涯学習交流館の移転建て替えですとか、公園、調整池の機能を軸に整備の検討を進めていると、そういう必要性があると認識しておるものですから交換をさせていただくと、そういう理由でございます。 111 ◯寺尾委員 質問に答えていないと思うんですが、JCHOが東口公園の土地を必要だと。その見返りとして、交換という方法によって大内新田の土地を取得したと、そういうことではないでしょうか。もう一度答えてください。 112 ◯千須和保健衛生医療課長 見返りとかということではなくして、先ほど申し上げた理由で、市が大内新田の土地が必要であるということで交換をするということでございます。 113 ◯寺尾委員 これもちょっと疑問が解けないですね。  今回のいきさつを、この経過を考えてみますと、静岡市がJCHOに対して4か所と言いましたっけ、当初、病院用地の提供をして、その中でJCHOが東口公園の土地を選択したという経緯になっていますよね。つまり、JCHOが要求していた東口公園が最初に決まっているんですよね。その後、じゃ、ちょうど大内新田の土地があるんで交換をしましょうということになったんですよね。  しかし、ここの第1項を見てみますと、静岡市が必要とするときと。本来、JCHOとは無関係に、静岡市が大内新田の土地を必要だから交換ということで、東口公園の土地を提供しましょうということでないとおかしいわけですよ。静岡市が必要とするときでないとおかしいんです。経過を見ますと、その逆じゃないですかと、今、私が言っているのはそういうことなんですけども、その点は経過を見たときに、そういうことにはならないでしょうか。 114 ◯千須和保健衛生医療課長 繰り返しで申し訳ないんですけども、市として生涯学習交流館の移転建て替え等に必要なものですから、交換をさせていただくということでございます。 115 ◯寺尾委員 これはやっぱり厳密に考えなくてはいけないと思うんですよね。しかも、JCHOに渡す土地が普通財産ではなくて公園用地なんですよね。要するに行政財産なんですよ。大内新田の土地を必要とするからと言って、なぜ行政財産である公園用地、交換のときには普通財産になっているかもしれませんけど、静岡市が大内新田の土地を必要とするから、公園用地、行政財産をわざわざ相手に渡すということ、これはちょっと理屈に合わないじゃないかと思うんです。  初めからの普通財産を交換の対象にして相手に渡すなら、そこには理屈もあるでしょうけど、静岡市が必要とする土地、大内新田の土地、それに対して交換用地として提供する土地は、行政財産である公園用地をわざわざ引き渡す必要はないじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 116 ◯千須和保健衛生医療課長 大内新田の土地を市が欲しいから清水駅東口公園の土地の一部を交換するということではなくして、清水駅東口公園の一部はあくまでもJCHOさんの桜ヶ丘病院の移転用地としてJCHOさんに渡すと。  ただ、そういうものと別に、大内新田は大内新田で市が必要とする、それがある意味、利害が一致したといいますか、そういうことで交換をさせていただくことで、大内新田の土地が欲しいから清水駅東口公園を差し出すんだということではないということは御理解いただきたいと思います。 117 ◯寺尾委員 今の、大内新田の土地が欲しいから東口公園を提供したんではないというふうに言いましたね。だとすると、おかしいじゃない。大内新田の土地が欲しいからという前提があって、初めてこの条項が適用されると思うんですよ。必要とするときだから。つまり、欲しいからですよ。今の課長の答弁はそこが矛盾していますよ。どうですか。 118 ◯千須和保健衛生医療課長 清水駅東口公園の一部の土地をJCHOさんにお渡しするのは、これは桜ヶ丘病院の移転のための用地としてJCHOさんにお渡しすると。大内新田の土地を市が入手したいのは、先ほど申し上げました生涯学習交流館等の建て替え。その利害が一致しているものですから交換をさせていただくと、そういうことでございます。 119 ◯寺尾委員 これは、いずれにしても今の課長の答弁では納得いきません。理解できません。今日、したがって、この議案については採決すべきではないと私は思います。これは、議案第177号は、今の問題についてしっかり整理ができるまでの間は、採決すべきではないというふうに思います。そういう点で私は主張しますので、ぜひそういう取扱いをお願いしたいと思います。  あと、若干質問しますけれども、取得する大内新田の土地の利用の計画、生涯学習交流館、あるいは公園というようなことでの計画があるようですけれども、これについては、何平米、土地の区画、交流館にどのぐらいの面積、あるいは公園にどのぐらいの面積というようなことで、現在計画の内容があれば教えてください。 120 ◯鈴木企画課長 交流館等の面積についての御質問ですけれども、こちらについては現在まだ確定はしておりません。これから、地元との協議も踏まえながら調整していきたいと考えております。 121 ◯寺尾委員 交流館もそうだけど、公園についても同じようにまだ確定していないということでいいんでしょうか。 122 ◯鈴木企画課長 公園についても交流館と同様に、どんなゾーニングをしていくのかということについては、これからの検討ということになってまいります。 123 ◯栗田委員 私のほうからは幾つか質問いたしますけども、一応通告をしていますので、担当の局の方は来ているかと思いますけども、進めさせていただきます。  今の議案第177号の財産の交換といいますか、これは保健福祉の担当でいいんですか。私は、土地の件、今ずっと聞いていましたけど、土地のこととか、ある程度やっぱり専門的な内容についてのことというのは、ここでも質問が出るんですけども、どうでしょうか、その辺は。保健福祉でいいんですか。例えば管財とか、その辺のことというのは考えてこなかったんですか。 124 ◯千須和保健衛生医療課長 当該土地につきましては、現在、普通財産となってございます。財産管理規則上、普通財産は御指摘のとおり管財課長が所管することとされておりますが、同項のただし書でございまして、そちらでは他の関係財産管理者が所管することが適当な場合には、当該関係財産管理者が所管するということになってございます。  そういったことで、この規定に基づきまして、例えば青葉イベント広場の管理は、管財課ではなくて、まちは劇場推進課が所管していたり、そういう事例もございます。そういったことで、今回の交換に供する土地につきましては、医療体制が逼迫する清水地域の救急医療ですとか、地域医療体制を確保すると、そういった観点から桜ヶ丘病院の移転事業用地として提供すると、そういった目的からしまして、救急医療は地域医療を所管する保健衛生医療課が所管をさせていただいていると、そういうことでございます。 125 ◯栗田委員 今の答弁ですけども、私はやっぱり納得できないんですね。  管財課が取得について十分検討してすると、それから、保健福祉のほうにというふうな形というのをやっぱり取るべきじゃないのかなという感じはしますけども、実際にこれで来てしまっているわけですから、私はそういう考えであります。  それから、今、土地交換のことが寺尾委員のほうからも話が出ましたけれども、どうも大内新田に計画している事業というのが、いまいちはっきり計画を持っていないといいますか、何か後からつけたような感じも受けて、きちっとした計画があって、土地の中でここはこう使う、あるいは公園にする、あるいは遊水地としてというふうな、そういったものがやっぱり示されるようなきちっとしたものというのは、これはどうなんですか。いつ頃からこれって計画は考えていたんでしょうか。何か最近のような、何か余り前からきちっとした形ということじゃないような感じもするし、その辺のところはどうなんでしょうかね。 126 ◯鈴木企画課長 大内新田の土地の利用計画ということでございますけれども、こちらにつきましては、そもそも平成30年5月に地元の高部地区連合自治会から、その当時、生涯学習交流館ですとか、あるいは老人ですとか子供の関連施設、それから、多目的公園を中心に検討していただけないかという要望をいただいたという経緯もございます。  一方で、本市としましても、生涯学習交流館に関しましては、今の高部生涯学習交流館は非常に老朽化が激しいということで、これの建て替えというのは常々その必要性を感じているということでございまして、そうした地元の要望も踏まえまして、それから、その後、地元とも何度か膝を交えて協議を重ねてきた結果、現時点では、先ほどから申し上げておりますとおり、生涯学習交流館と多目的の公園、もう1つは地元から最も切望されました、非常に大きな原因としてあります浸水被害を軽減してほしいといったことから、そのために遊水機能といいますか、浸水軽減のため貯水機能を持った、それを兼ねた公園ということで現在、調整をしているということでございまして、これらを軸にこれからさらに検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 127 ◯栗田委員 JCHOが病院の移転をJR清水駅東口公園に決めたという、この最大の理由というか、我々が聞いているのは、交通の便がいいとかというふうなことは聞いているんですけども、それだけではないかなと思うんですけど、JCHOから聞いている東口公園のメリットというか、そういったものはどのように聞いているか、その辺をお願いします。 128 ◯千須和保健衛生医療課長 お尋ねの点につきましては、まず、清水庁舎の移転を待たずにより早期の移転が可能であること、今、委員もおっしゃいましたけれども、市民の利便性が高い、あとは安定的な経営ができること、そういったような観点から優れているということでございます。 129 ◯栗田委員 我々も一般的にそういうふうに考えているかなという感じはするんですけども、それだけのというか、そういったことであそこに決めたということについては、非常にもっともっといろんな条件を見てからの病院の移転場所というのを考えるべきじゃないかなという感じがして、それを市民がやっぱり心配をしていると。市民から見ても、あそこでいいのかというふうなことで言われているんじゃないかと思っているんですね。  その辺のところを我々がちょっとこういった意味では、十分、ああ、そうなんだという納得ができないような感じでおります。この辺はまた議論になるかと思いますけども、それともう1つ、静岡県医療審議会が答申をしている中で、今回、県内、初めてですけども、医療連携推進法人ということで認定しているということで、県立病院と桜ヶ丘病院がこれについては認定されたと、契約といいますか、そういったことをしたということを聞いているんですけども、その中でこれについて附帯意見が出されているんですね。その附帯意見を言ってもらえますか。 130 ◯千須和保健衛生医療課長 県の附帯意見の説明ということでよろしいですか。  ちょっと長いものですから、かいつまんであれですけども、端的に言いますと、病院はいざというときの県民の命綱ということで、津波への備えは極めて重要と、それゆえ、県民の命を守ることを最優先にできる限り高台移転に努めるべきであり、移転先は津波浸水想定区域外でなければなりませんということですね。  それから、現在、独立行政法人地域医療機能推進機構桜ヶ丘病院について移転の手続が進められていますが、患者、医療従事者、県民の皆様の安全安心のため、新たな病院を津波浸水想定区域内へ開設することは一貫して明確に反対しますと、こういうような要旨でございます。 131 ◯栗田委員 これはかなり権威のある組織といいますか、そういったところがはっきりとこの病院の状況を見て、今回建てようとしている桜ヶ丘病院のことを考えて、附帯意見としてはっきり言っているんですね。  それで、それについて言いますと、やっぱり今言われたとおり、病院はいざというときの県民の命綱です。津波への備えは極めて重要です。それゆえ、県民の命を守ることを最優先に、できる限り高台移転に努めるべきであり、移転先は津波浸水想定区域以外でなければなりませんということをはっきり言っているんですね。ほかにも場所的なことについては非常に心配しているわけですよ。  というのは、県総と桜ヶ丘病院が地域連携推進法人ということで認定を受けているんですけども、これについても非常に不満を持っているということは、当局としてはもちろん、これについてはもう前から分かっていたということでよろしいでしょうか。 132 ◯千須和保健衛生医療課長 附帯意見につきましては承知しております。 133 ◯栗田委員 これを見ますと、県医療審議会は、桜ヶ丘病院については移転の手続が進められているけれども、患者、医療従事者、県民の皆様の安全・安心のため、新たな病院を津波浸水想定区域内へ開設することは一貫して明確に反対しますということで、はっきり言っています。  だから、こういったこともやっぱり考えて、市長が4つの候補地を示して、JCHOがその中の1つとして東口公園に決めましたけども、そういったことが最初から分かっているのに、こういったことをするということは、何か私たちにとっては、ちゃんとした理由があるんなら、それをやっぱり説明をしていくということが必要だと思っているんですけど、これもまだそのままクエスチョンマークで宙ぶらりんになっているということなんですけども、これについてはどうでしょうか。何か、これからどうするかという考えがあったら。 134 ◯千須和保健衛生医療課長 現移転予定地を選定させていただいた理由につきましては御案内のところですけれども、清水庁舎の移転を待たずにより早期の移転が可能ですとか、利便性が高い、安定的な経営ができる、あとは本市のコンパクトシティを目指す清水の都心のまちづくりに合致するというような、そういった観点、それから、津波に対しましては、JCHOのほうでもそういったところに病院を建てた実績がございます。そういったものを踏まえて、津波の影響に対する構造とすることはできるということ、あとは、今、整備を進めておりますけども県の防潮堤、そちらも市として促進するように力を尽くしてまいりたいと、そういったことを併せ含めまして、やはりここの地に移転をしていただくということが最適かと考えております。 135 ◯栗田委員 それから、今、桜ヶ丘病院がこのままここに建てられた場合には、救護病院の指定は受けられないんです。これは皆さんも前から聞いていると思うんですけども、となると、清水区の我々にとっては、この防災の医療体制というのに非常にマイナスになってしまうということで、我々はもっともっと防災体制を拡充、充実させようというときに、医療技術もそれにプラスされて、これからどういうふうにしようかというときに、救護病院としての指定はありませんよということになると、どうしてもそこの病院には緊急の場合には行けない、何か災害が起きたときにはほかのところへ回らなきゃいけないということで、せっかくそこに病院があってもということで、そういったことについても初めから分かっていることなんですけども、こういったことについてはどうなんでしょうか。 136 ◯千須和保健衛生医療課長 本市は、静岡市医療救護計画に基づきまして、現在、現桜ヶ丘病院を救護病院として指定しておりますけれども、平成31年4月の県の医療救護計画の改定で、想定津波浸水区域に開設、移転する病院は、新たに救護病院として指定できないとされてしまったという経過がございます。  そういった中で、一方、桜ヶ丘病院からは、避難住民、帰宅困難者の中でも医療を要する患者を中心に受入れを行うため、リハビリセンター、多目的室に患者を受入れ可能な機能を持たせるなど、可能な範囲で医療救護活動を行う旨の意向をいただいておるところでございますので、そういった意味で一定の協力を得ることができるものと考えております。 137 ◯栗田委員 協定書のことについて伺いたいと思っているんですけど、市長と理事長が協定を結びましたけれども、この協定書の拘束力といいますか、協定書はどこまでが許されるといいますか、これだけはできないんだという、議会を通すとか、そういった手続上のことについての拘束力は、この協定書はどのようになっているのか、その辺を伺います。 138 ◯千須和保健衛生医療課長 基本協定書でございますけれども、こちらにつきましては、桜ヶ丘病院の移転に関しまして、あくまでも今後の交渉の基本的な方向性を市とJCHO双方で確認して定めたというものでございます。ですので、そこの中に規定されたものであっても、議決が必要なもの、まさに今、土地交換議案を御審議いただいておりますけど、そういったものは改めて議会にお諮りするというものでございますので、その辺は、議決が必要なものについては協定書に載っていても議決をいただくと、そういう手続は踏ませていただくというものでございます。 139 ◯栗田委員 そうすると、その判断の基準というのはどこでどんなふうにつけるのかな。 140 ◯千須和保健衛生医療課長 それこそ、先ほど寺尾委員との議論もございましたけれども、まさに法令、自治法とか、そういうようなところで議決が要るよとか、そういう規定がございますので、それに即しまして、議決が必要なものは議決をお願いするというものでございます。 141 ◯栗田委員 じゃ、例えば令和3年に所有権移転手続、同じく令和3年に工事着工、令和5年に開院、医師確保のための中長期的な支援についてはというふうな、そういった内容が基本協定書の中にあるんですよね。そうすると、それらについては確約をして、もうJCHOのほうとはそういったものについての約束ができているのか、それとも、これからどうするのかについては、その都度判断することになるのか。 142 ◯千須和保健衛生医療課長 基本協定書につきましては、市とJCHOとがその方向で一緒に協議とかをやっていきましょうねという、そういう方向性を示したものでございまして、もう基本協定書を定めたから決まっちゃったとか、そういうことでは、まさに、繰り返しになりますけど、土地の交換につきましては今議会にお諮りをしていると、そういうような手続を踏ませていただきますので、そういった意味では、必要なものは議決をしていただくという手続は残っているというところでございます。 143 ◯栗田委員 そうすると、言い方は悪いんですけども、内容によってうまく使い分けるような格好ということで、ちゃんとした基準が全てにあるわけではないと思いますから、これはやっぱり通さなきゃいけない、これはある程度お互いの信頼でいくよとかという形でということが予想されるんですけども、そういったものの歯止めというのは何かつけられるのかということ、さっき基本協定があるとか何かと言いましたけども、その辺のことについては十分相手との話合いを進めていくということでできるのかどうか、その辺の考え方を聞かせてください。 144 ◯千須和保健衛生医療課長 基本協定書に載っておる事項でございましても、議決の必要なものは議会にお諮りしなければならないということは、JCHOと市との間で共有しておりますので、そこは確認できております。 145 ◯栗田委員 このことで、一度JCHOというか、病院の院長と話をする機会があったんですね。そのときに話を伺ったときには、例えば医師派遣については、もう既にこの話は出来上がっているんですねということで、ある程度、予算措置も取られているんですねというふうな、そんな言い方をしていたんですよね。ですから、私は、いやいや、そんなことはないんですよ、これからまだスタートすることですからというふうな話をしたんですけども、そういう考え方の違いとか、思い違いのようなものが当然こういった協定書だけだったら出てくるんじゃないかと思っているんですね。  私は、そういったものが非常に怖いと思うんですよ。向こうはもうそのつもりで、例えば医師派遣を2名なら2名確保してくれるんだな、そのための予算措置というもの、あるいは日数的にもいいんだなということがもう出来上がっているような言い方をしておられましたから、そういったものについての心配がないかなという感じがするんですね。その辺はどうなんでしょうか。間違いなく確実にいくということはできるんでしょうか。 146 ◯千須和保健衛生医療課長 今、医師確保のお話をいただきましたけれども、こちらにつきましては、それこそ桜ヶ丘病院の院長先生と一緒になって今協議をしておるところでございます。そういったところで、その辺の協議が、熟度が高まりましたら、改めて予算化しまして、また議会にお諮りをして進めてまいりたいと考えております。 147 ◯栗田委員 もう1つ別のことですけども、サッカー場のことについて伺いたいと思います。この間、私も質問しましたけれども、いいですね、病院関係の土地の交換について、隣接するサッカー場の候補地として、隣接するかどうか分からないんだけど。             〔「全然関係ない」、その他発言する者あり〕
    148 ◯栗田委員(続) 分かりました。  それじゃ、話を変えます。  自治基本条例というのが静岡市にはあるんですけども、この間の質問にも出ましたけれども、その内容についてでも、これについては市の説明責任というのが一番条例に反しているじゃないかということが言われています。自治基本条例に沿った形で、今、進める事業が当然進められなければいけないと思っているんですけども、その辺どうでしょうか。実行されていると考えているでしょうか。 149 ◯千須和保健衛生医療課長 本市とJCHOとの基本協定書締結の経緯等につきましては、周知につきましては、まさにこの市議会での答弁ですとか、定例記者会見における説明、それから、広報紙への記事掲載、あとは自治会や地域の関係団体の皆様への説明ですとか、あとは市民団体等の皆様からの質問への回答、あとは新聞、テレビなどの報道機関を通じた情報提供など、様々な方法によって今までさせていただいてきたところでございます。そういった意味で、自治基本条例に定める説明責任は果たしているものと考えております。 150 ◯栗田委員 それと、もう1つですけども、12月2日の新聞紙上に2015年12月の庁内会議ということで、ここに病院を誘致すると将来に禍根を残すというふうな発言をされた幹部の方がおられるというふうなことが新聞に載っておりました。私たちも、やっぱりこういった意見があるんだなということを新聞を見て感じましたけれども、やっぱりいろんな意見が中にあって、それで一つの方向を見出したのかということで、私はこの大事な病院移転というものに対する幹部の職員の方々の思いというのは非常に重いものが僕はあると思うんですね。将来のことを考えた上でのそういった思いがあって、こういった新聞にそのときの議論とか討議のことが書いてあると思っていたんですけども、やはり私たちはこういったものも十分受入れて、方向性を決めるためにはやっぱりいろんな意見をまとめなければいけない、あるいはいろんな意見を聞かなければいけないというときに、市民からの意見とか、そういったものについては何か無視されているような、そんな感じがしてしようがないんですね。  再三出てくることが、市民が説明会をやってほしいと言っても、それについてはやらないというふうなことで、これはもう本当に一番基本的なことでもあるし、やっぱり我々も知りたいところはたくさんあるわけだし、事業として自信を持って進めているんであれば、余計その事業についての説明をきちっとするということが、これはもう一番基本的なことであるんですけど、それがなされていないということで、何か1つのつまずきがそこに起きてしまっている。ボタンの掛け違いのような形も思っているしということで、例えば市長が説明会をすれば、しないということで延ばせば延ばすほど、何か信頼関係がだんだん薄れていくようなということで、やっぱり私たちにとっては、市民も行政もみんなが一つにならなきゃいけないというときに、何かかけ離れてしまって距離ができてしまっているというのが現状じゃないかと思っているんですね。  ですから、そういったことで、これに対して、やっぱり何か考え方とか、これからどんなふうにするんだということがあれば、最後ですけども、意見として聞かせていただきたいと思っているんですけども。 151 ◯千須和保健衛生医療課長 重ねての答弁になってしまいますけど、先ほど申し上げましたように、様々な方法を用いて市民への周知に尽くしてございますので、こういったことで説明責任は果たさせていただいていると考えているところでございます。 152 ◯寺尾委員 先ほどちょっと質問を保留していた部分があったものですから、一、二、お願いしたいと思います。  東口公園に対しての市民の皆さんから、今日も請願者からもあったんですけれども、富士山の景観だとか、今果たしている機能だとかというのが様々あると思うんですが、これは別の場所、今、東口広場というんですかね、もう公園になったのかな、新しい場所に移すということによって、これまでの機能が景観も含めてかなり変化せざるを得ない、変わってこざるを得ないということがあると思うんですけども、その辺、どんな方法でこれまでの機能を維持していくのか、考え方を示してください。 153 ◯千須和保健衛生医療課長 公園の区域が変更されたことによって、イベント等で使われていた方がいらっしゃると、そういったところで、これからどうなるんだろうと、そういうことの御質問かなと思います。  それにつきましては、利用者の御意見を取り入れながら、既存の機能に配慮しまして、駅前のイベント広場という集客機能を兼ね備えた、より利便性が高い公園とするように努めてまいりたいと考えております。 154 ◯寺尾委員 もう1つ、JCHO桜ヶ丘病院が東口公園ということで予定をされているわけですけれども、この場所というのが皆さんから非常に心配な声が出ているわけなんですよね。つまり、石油基地、あるいはLNG基地などに近いということ、もちろん津波の問題もあるわけですけども、いわゆる適切でないという、そういう事柄というのがたくさん指摘をされているわけなんですよね。  そういう面で、大変不適切な場所ではないかというふうに言われている方々がいらっしゃるわけなんです。その辺の問題はJCHOの側にしっかり伝わっているんでしょうか、どうでしょうか。そして、JCHOのそれに対する考え方みたいなものがもしこちら側に伝わっていれば、お願いしたいと思います。 155 ◯千須和保健衛生医療課長 いろいろな御意見がございます。その辺は認識してございますけれども、なぜこの今の土地を選んだかと申しますと、先ほどの早期の移転が可能であるとか、そういった理由がございます。また、津波に対しては、JCHOとしても津波想定区域への病院の立地という実績がございますので、その辺を踏まえて対策を講じることができるということもございます。そういったことを含めて、この土地が最適であると考えているところでございます。 156 ◯平井副委員長 よろしいですか。  それでは、先ほど寺尾委員から採決すべきでないという発言がありました。  協議をするために暫時休憩とさせていただきたいと思います。                 午後2時14分休憩      ──────────────────────────────                 午後2時30分再開 157 ◯平井副委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  質疑につきましては、ほかにないようですので、議案第169号の修正案と、その修正案に関係する原案部分及び議案第177号並びに請願第5号に対する質疑を終わります。  ここで委員長の職を栗田委員長と交代いたします。             〔委員長職交代〕 158 ◯栗田委員長 次に、議案第169号の修正案関係部分以外と、議案第171号及び議案第187号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。 159 ◯鈴木委員 自民党です。  資料-1、11月補正予算案の概要の4ページに記載があります新型コロナウイルスワクチン接種事業について、何点かお伺いをさせていただきたいと思います。  これから3回目が行われる予定だとあるわけですけれども、今月、医療従事者の方を中心に追加接種が始まり、2月頃からは住民向けの接種が開始されると認識しております。しかしながら、当初、接種期間の目安とされました8か月に対しまして、例外的に6か月での接種も認められるといった情報もあります。市民は、こうした情報の錯綜によって、自分がいつ接種できるのかと不安を感じているのも事実かと思います。また、感染状況が落ち着いていることや副反応に対する懸念などから、接種を控えている方も、いつまでに接種機会が提供されるかに関心を寄せております。  そこで、今回このワクチン接種について、現状確認と今後について幾つか伺いたいと思います。  まずは、今、市内の接種率の現状はどのようになっておりますか。お願いします。 160 ◯杉山保健予防課長 公表ベースの接種率になりますけども、12月1日時点で65歳以上の方、1回、2回とも90%を超えておりまして、12歳以上では既に54万人の方が接種を終えております。接種率は、接種対象者の85.74%、人口比で言いますと78.13%となっておりまして、県や国の接種率を上回っております。  現在は、まだ1回目も接種していない方、あるいは2回目を接種していない方、いらっしゃいますので、これらの方々に対する接種を、集団接種会場を使いまして引き続き接種機会の提供をしております。  このため、接種率につきましては、少しずつでありますけども、増加をしているという状況でございます。 161 ◯鈴木委員 今、お言葉にもありましたけれども、集団接種会場、これまでも予約のキャンセルがどの程度あったのか、またキャンセルをされた場合、今までワクチンの管理はどうしていたのか、お願いをいたします。 162 ◯杉山保健予防課長 予約につきましては、1回目、2回目をセットで受付をしているということもありまして、当日のキャンセルの発生自体は非常に少ないということで、集団会場では2%弱となっておりまして、多くの方が予約どおり接種をしていただいております。  ただ、現場では、当日の受付状況、キャンセルの状況を踏まえて、ワクチンをいわゆる冷蔵庫から室温に戻して、それから希釈をして注射器に分注するという作業になりますけども、要するに冷蔵庫から出すところを、受付の状況を見ながら調整をしているということでございます。  ただ、ワクチンにつきましては、御存じのとおり1バイアル6人分ということになりますので、1本出すと6人は接種をしたい。ただ、都合がよく6人ぴったりにはなりませんので、少なくとも1人分から5人分ぐらいは余剰が出る可能性があるということになりますので、こちらのワクチンについては、運営スタッフ、あるいは職員等で接種をして、あるいは10月以降は予約なしでも接種できる体制を設け、廃棄となるワクチンが生じないように工夫しております。 163 ◯鈴木委員 今の管理を徹底していただけるということで、これからも安心しております。  次の質問ですけれども、3回目の今回の追加接種について、今まで過去2回の接種までの検証を踏まえて、現時点で接種券の発送、予約方法、予約支援の予定はどのようになっているのか、御説明をお願いいたします。 164 ◯杉山保健予防課長 まず、接種券の発送につきましては、接種が可能となる日の1か月前、2回目の接種からおおむね7か月を経過したあたりを目安に発送していきます。  また、予約方法につきましては、これまでどおりウェブ予約とコールセンターで受付をしております。  これまでの課題等を踏まえまして、コールセンターのオペレーターを10名増員、そして、予約の専用回線、今まではコールセンターは相談も予約も1つの電話番号でしたけども、今回は新たに予約の専用番号を3回線設けるなど、可能な限り円滑に予約受付ができるよう準備を進めております。  また、ウェブ予約の支援、特に支援が必要となる高齢者を対象として、高齢者の予約が集中すると思われる3月末までの間、この方々は今年の7月末までに2回接種を終えた方が目安ですけども、静岡庁舎本館市民ギャラリー、アピタ静岡、長田生涯学習センター、清水テルサ、蒲原生涯学習交流館の5か所でウェブ予約の支援を行ってまいります。  加えて、以前にも御協力いただきました民間の事業者ほか、新たに参画いただける事業者、今、数社と協議を進めておりますので、最終的には予約の手続、予約の支援の詳細につきまして、接種を希望する方に確実にお伝えできるよう、接種券の送付に合わせて、案内文を同封して周知してまいりたいと考えております。 165 ◯鈴木委員 次は、接種期間の目安とされました2回目接種後から、先ほども申し上げましたとおり、8か月経過後についてなんですけれども、6か月に前倒しをするという動きがあるわけですけれども、静岡市としてはどのように対応する予定なのか、お答えいただきたいと思います。 166 ◯杉山保健予防課長 接種間隔につきましては原則、2回目接種後、8か月経過後ということになっております。  ただし、前倒しする場合の要件としましては、クラスターの発生など、感染状況から接種前倒しが必要であること、そして、厚生労働省との協議が必要というふうになっております。  ただ、先日政府から、追加承認されるモデルナのワクチンを活用して、優先度に応じて8か月を待たずに、できる限り前倒しするとの方針が示されました。接種間隔の前倒しが図られることで、早期の接種が可能になるということで、感染拡大の防止、あるいは重症化予防にプラスと考えられておりますけども、やはり必要なワクチンが供給されるかが一番大きな課題かなと考えております。  今後、国から示される前倒しに関する優先度、優先順位等を確認の上、ワクチンの供給量の範囲内で接種の前倒しについて検討してまいります。 167 ◯鈴木委員 今、当局からのお話が出たのは、実はモデルナなんですけど、従来、静岡はファイザーから始まったわけですけれども、これは一般の患者の方が接種された方、副反応について意外に多いといううわさがあったものですから、これは医学的な見地での立場、ちょっと当局としてつらいかもしれないんですが、どうお聞きになっているのか、モデルナについて。 168 ◯杉山保健予防課長 モデルナのワクチンの副反応、なかなか市としての見解、難しいものですから、厚生労働省が自治体向けに配った説明会資料によりますと、やはり発熱等の軽度な副反応の事例は、ファイザーと比較してモデルナが多いと。特に、2回目の接種の後、多いということが示されております。  一方で、厚生労働省の資料によりますと、いわゆる重篤な副反応、アナフィラキシー等、重篤な副反応に関しては、2つのワクチンについては大きな差はないというふうにデータが示されております。  いずれにしても、この副反応に関する国の考え方は、やはり両方のワクチンとも、副反応のリスクよりも接種することの効果、利益のほうが上回っているというふうなことで示されておりますので、市としてもそのように考えております。 169 ◯鈴木委員 最後の質問です。  この3回目がスタートした後に、今、オミクロンという新しい株が取り沙汰されておりますが、現在のこの予定であるワクチンはオミクロン株にも効果があるのか、最後に質問させていただきたいと思います。 170 ◯杉山保健予防課長 現在のワクチン、オミクロン株に効果があるのかというのは、現時点では分からないというのが答えかなと思います。  ただ、今後、近々、オミクロン株に対するワクチンの有効性について、恐らく国から評価結果などが公表されるのかなと考えております。あと、一般的にはワクチンの接種により抗体量が増えますので、従来の株も含めてですけども、一定の感染予防効果は期待できると考えておりますので、市としては現在計画している3回目の追加接種を進めてまいりたいと考えております。  また、質問の答えから外れますけども、やはり感染防止対策を行っていくということが非常に大事なことですので、市民の皆さんにはこれまでどおり、3密の回避、マスクの着用、手指の消毒など、基本的な感染防止対策を継続していただきたいと考えております。 171 ◯平井委員 資料-1の5ページ、私立認定こども園整備費助成についてですけども、施設種別が幼保連携型認定こども園から幼稚園型認定こども園と変更になっておりますが、幼保連携型と幼稚園型の違いは何か、お聞かせください。 172 ◯原田子ども未来課長 幼保連携型認定こども園と幼稚園型認定こども園の違いについてですが、幼保連携型も幼稚園型も、どちらも幼稚園機能と保育所機能の両方を併せ持つ施設ですが、法的性格は、幼保連携型が学校かつ児童福祉施設とされまして、幼稚園型は学校とされている点がございます。  次に、職員の要件でございますが、幼保連携型が幼稚園教諭と保育士、両方の資格を持った保育教諭であるのに対し、幼稚園型は、満3歳以上児に対応するのであれば、両方の資格を持っていることが望ましいものの、どちらかの資格を持っていればよいこととなっております。  また、開園日や開園時間については、幼保連携型は原則11時間開園や土曜日の開園もしなければならず、また夏休みにつきましても設定不可となっておりますが、幼稚園型につきましては、地域の実情に応じて開園時間や夏休みが設定できるといった違いがございます。 173 ◯平井委員 それでは、減額補正された9,916万1,000円のうち、施設種別の変更による事業費の減額はどのくらいになるのか、また、なぜこのような減額が生じたのか、お聞かせください。 174 ◯原田子ども未来課長 施設種別の変更による事業費の減少額とその理由についてでございますが、幼保連携型認定こども園から幼稚園型認定こども園に施設種別が変更となることによる減額は、こども園を運営する事業者に交付する補助金額で約5,100万円余になります。  減額の理由としましては、幼保連携型が定員ごとに定められている施設の本体工事費のほか、太陽光発電などの設備を設置する場合に加算される特殊附帯工事費、設計費、保育所開設準備費などが補助対象になるのに対しまして、幼稚園型では本体工事のみが補助対象となる点がございます。  また、本体工事においても基準額が異なり、幼保連携型から幼稚園型に移行したことによって補助基準額も減額しております。 175 ◯後藤委員 1点だけ聞かせていただきたいと思います。  資料-1の4ページ、新型コロナウイルスワクチン接種事業のところですけども、これから3回目を接種していくという中で、職域接種について質問させてもらいます。  前回、1回目、2回目で、どの程度の人数の方が職域接種でワクチンを接種されたか、教えてください。 176 ◯杉山保健予防課長 ワクチンにつきましては、ワクチン接種記録システム、VRSと言われているシステムがありますが、この接種記録では職域で接種したかどうかの情報は分からないんですけども、あくまでも推測にはなりますけども、モデルナワクチンで接種された方は約8万5,000人いらっしゃいます。全体54万人としますと、約15%となっております。 177 ◯後藤委員 大体15%ぐらいの方は職域接種で接種したんじゃないかといった状況の中で、2回目までの接種は職域接種でされた方なんですけども、3回目に向けてどのような対応をしていくか、教えてください。 178 ◯杉山保健予防課長 3回目の接種につきましては、引き続き、企業、大学等が主体となって実施する、いわゆる職域接種が認められております。接種間隔はほかの方と同じように8か月経過後という形になります。  現在、国における職域接種の手続が開始されたばかりと伺っております。やはり職域接種のほうが効率的な接種ができると考えておりますので、現在、どの企業、大学が職域接種を実施するのか、今、意向を確認している最中でございます。 179 ◯山本委員 何点か教えていただきたいと思います。  まず、1つ目が資料-1の、同じように新型コロナウイルスワクチン接種事業の関係で、3回目接種を実施というところで、コールセンター運営の拡充、オペレーターの増員ということがあります。  先日の話なんですが、このコールセンターに問合せされた方が住所を尋ねたところ、「おんさいわいちょう」というふうに答えられたということで、御幸町(みゆきちょう)ですよね、済みません。ということで、オペレーターの方の質の向上とか研修の制度、こういったのはどういうふうになっているのか、まず教えていただきたいと。 180 ◯杉山保健予防課長 コールセンターのオフィスは県外にございますので、やはり静岡市の地域には詳しくないというところも正直ございます。ですので、医療機関等の位置関係もやはりなかなか難しい部分も生じております。  したがいまして、我々としては、随時、マニュアル等を改訂しながら改善指導を図っております。引き続きまして、この応対の充実を図って、市民の皆さんが安心してお問合せをいただけるように取り組んでまいります。 181 ◯山本委員 同じようにワクチン接種の件で、もう1つだけお聞きしたいと思います。  11歳以下の方への接種について、静岡市としてはどんなふうに今後考えていらっしゃるのかというのを教えていただきたいと思います。 182 ◯杉山保健予防課長 11歳以下への接種については、いわゆる断片的な情報は来ておりますけども、正式にまだ決まっていないということでございますので、接種のスキームとか、ワクチンの供給等もまだ示されておりません。  したがいまして、制度として決まった段階で接種機会をきちっと提供できるようしたいと考えておりますが、11歳以下ですので、やはり小児科の医療機関、先生方に協力をいただけることが不可欠になりますので、また医師会と連携して対応してまいりたいと考えております。 183 ◯山本委員 次に、同じく資料-1の5ページ、子ども家庭課です。  不妊治療助成事業について教えていただきたいと思います。  総括質問で加藤議員のほうからも質問させていただきました。その中で、申請件数についてなんですけれども、不育症治療の申請はゼロ件でしたというような御答弁があったかと思います。この辺、市としてはどんなふうに捉えているのかというところをまず確認させていただきたいと思います。 184 ◯萩原子ども家庭課長 不育症治療への助成の関係の御質問でございますが、まず、この不育症といいますのは、妊娠はされるんですが、その後、流産や死産を繰り返して、なかなか子供さんを持てないというような状況をいいます。  まず、この不育症の助成の対象となる治療についてですが、医療保険が適用されます不育症の検査や治療、また先進医療等、保険適用外の不育症検査が対象となっておりまして、保険適用分については1年度につき上限10万円、自己負担の2分の1が上限となっております。保険適用外の先進医療につきましては、1回5万円を上限に助成をしております。  周知の方法といたしましては、一般不妊治療や特定不妊治療と同様に市のホームページに掲載をするほか、市の窓口や医療関係、医療機関におきましてチラシを配布をしまして、対象となる方に情報提供を行っております。  助成の実績ですが、今年度につきましては、今のところゼロ件でございますが、令和元年度が18件で、金額としましては23万7,000円、令和2年度につきましては15件で16万6,000円の実績がございました。  ですので、令和3年度は、助成の内容としては令和2年度より拡充されておりますので、この辺につきまして、引き続き、こちらのほうから対象となる方に周知のほうを徹底していきたいと考えております。 185 ◯山本委員 次に、資料-2、議案第187号の関係です。  子育て世帯臨時特別給付金給付事業についてでありますけれども、1点だけ確認です。  児童手当のデータから引っ張ってということで給付されるということなのですが、それ以外の18歳、いわゆる高校生等への対応については、具体的にどういうふうにされていくのか、それを教えていただきたいと思います。 186 ◯萩原子ども家庭課長 給付金に関します、主に高校生等を養育されている世帯、いわゆる申請が必要となる世帯への周知についての御質問でございますが、まず、この給付金に関しましては、市のホームページに概要を掲載しまして広く周知をするとともに、個々の対象者に対しましても給付金の案内の通知をする予定でございます。  議員が御質問されております、高校生のみ養育されている方でありますとか、公務員の方につきましては、市のほうで対象者の方の情報を把握しておりません。申請が必要となりますので、申請を促す通知を年内に個々の家庭に送付をする予定でございます。  一方、ゼロ歳から15歳までの中学生の児童を養育する児童手当の受給者につきましては、公務員以外の方については市のほうで情報を把握しております。その方たちについては申請不要となりますので、支給をするお知らせのほうを年内に発送をしまして、受給の拒否の申出がない限りは、年末から支給を開始する予定でございます。 187 ◯山本委員 最後にもう1点だけ、済みません。  議案集2)の17ページ、議案第171号の関係でありますが、静岡市附属機関設置条例の一部改正についてという、18ページに静岡市再犯防止推進協議会の設置の関係なんですが、これまで静岡市では、いわゆる犯罪等に強いまちづくり条例ということで、市民局が所管しながら対応してきたかと思います。
     そういった中で、再犯防止に関する事業を今回は保健福祉長寿局ということなんですけれども、それぞれの事業の目指すところ、この違いというのはどういうことなのかということを教えていただきたいなと思います。 188 ◯山本福祉総務課長 今、再犯防止に関する御質問をいただきました。少し質問から膨らんでしまうかもしれませんけれども、今、委員お話しされたとおり、犯罪被害者の支援については、本市は、平成22年に条例を制定しました静岡市犯罪等に強いまちづくり条例を制定して、今、市民局が主体となって行っているところです。  一方、再犯防止につきましては、国が平成28年に法律を制定しました、再犯防止等の推進に関する法律ですね。その法律の中で、各自治体においても、罪を犯した人が再び犯罪を起こさないようにという再犯防止に関する施策の実施が、自治体の責務とされましたことから、本市も検討を進めてきました。  そうした中で、再犯をしてしまう方の中には、福祉的なサービスが必要な方、例えば高齢で認知の衰えがあるような方とか、そういうことが一定程度いるということは分かってまいりました。また、犯罪被害者の心情にも配慮いたしまして、再犯防止の事業は犯罪被害者の支援を行う部署、市民局とは違う部署で、我々、保健福祉長寿局で所管することとしたところです。  ただ、国の法律の中でも、再犯防止を推進するということは、安全で安心して暮らせる社会の実現を目指すということが明記されておりますので、犯罪被害者の支援も、再犯防止に関する事業も、目指すところは共通しております。  本市としましても、結果的に市全体で安心・安全な地域社会の構築に取り組んでまいるということでございます。 189 ◯山本委員 今の関係でもう1点だけ。  そうすると、15人以内ということで協議会のメンバーがいらっしゃると思いますが、警察ですとか自治会関係者、いろんな方が対応する、そういった意味で幅広く連携がされるというふうに理解してもいいですよね。ということを確認で教えていただきたいと思います。 190 ◯山本福祉総務課長 そうですね、今回の附属機関の委員は、静岡刑務所ですとか、地方検察庁ですとか、そういう国の機関もそうですし、学識経験者、あとは社会福祉協議会、保護司会にも御協力いただいたり、あと公募の市民も募集をいたしますので、幅広い分野の方に担っていただこうと思っています。あと、いろんな民間団体の活動なんかも、その協議会の中では御意見をいただきながら幅広く連携をしていきたいと考えております。 191 ◯寺尾委員 資料-1の4ページ、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてということで、1回、2回とこれまでやってきているわけですけれども、その中で、市民の方々から幾つか意見・要望などを聞いておりますので、それらに基づいて質問をいたします。  最初に、市外で接種をした方、1回目、2回目、そして、その後、静岡市内に転入をした方、あるいは同じように医療従事者なども市外で接種をして、その後、静岡市内に転入をした方というような方々への連絡体制といいましょうか、その辺が非常に大事だなと思うんですけれども、その辺の方々についてどんなふうに把握をしていくのか、どんなふうに対応していくのか、お聞かせください。 192 ◯杉山保健予防課長 市外から市内に転入された方ということで、転入された時点で既に他の自治体で2回目の接種を終えている方につきましては、静岡市には接種の情報がありませんので、自動的に接種券を発送することができません。そのため、3回目の接種を希望する場合には接種券発行の申請手続が必要になります。  このことから、転入された方には、戸籍等の転入の窓口でお知らせのチラシを配布するほか、転入者に対して直接郵便で案内をさせていただいて、手続が必要ですよということで御案内をさせていただきたいと考えております。加えて、公共交通機関での広告の掲出とか、広報紙、ホームページでも、手続が必要なことを周知をしてまいります。  また、医療従事者につきましても基本的には同じで、接種券の発行申請が必要になります。医療従事者でございますので、病院、医師会等を通じて周知のほうを図っております。 193 ◯寺尾委員 前の方の質問と重なる部分は省いていきたいと思いますが、私がよく行っているお医者さんですけども、医師会の役員なんかもやっていたと言っていますが、1回目、2回目の接種のときに、やっぱり医師会との連携というですか、連絡体制といいましょうか、その辺について余り芳しくなかったという声を聞いております。  医師会との連携というのは今度3回目という、当然必要になってくるわけで、この医師会との対応で今後の改善点などについてお伺いします。 194 ◯杉山保健予防課長 これまでも、医師会とは接種体制、それから予約システムの内容の件、それからワクチンの配送に関すること、それから集団接種会場への医師、看護師の派遣に関することなど、様々なことについて協議、調整、あるいは連携を含めて行ってまいりました。  委員御指摘のとおり、3回目接種に向けても医師会との連携というのは不可欠になりますので、今後も引き続き協議、調整を適宜実施をしていきたいと考えております。 195 ◯寺尾委員 ぜひお願いします。  さらに1回目、2回目の接種で、予約のシステム、後半では大分改善をされたのかなと思っているんですけれども、しかし、やっぱりうまくないところも結構あったなと思っています。そういう声も多かったと思います。  この3回目に向けて、これまでの経験を生かして、どんなふうに改善を図っていくのか、その辺もお伺いします。 196 ◯杉山保健予防課長 予約システムにつきましては、やはり委員御指摘のとおり、当初は接種を希望する市民の方にとっても、あるいは管理する側ですか、医師会なり我々もそうですけども、管理する側にとっても正直ちょっと使いにくい部分がありました。トラブルなんかもあったということで、システムの入替えを行いました。  これは8月から新しい予約システムを稼働しておりますけども、それ以降は特に予約の集中等によるトラブル等もございませんので、このシステムを3回目の接種に向けても引き続き使っていきたいと考えております。 197 ◯寺尾委員 ぜひお願いしたいわけです。  それともう1つ、市民からの相談なんですよね。いろいろ意見だとか要望だとかあっても、どこへ連絡していいか分からないとか、また連絡してもなかなか的確な返事が聞けなかったとか、そういう声もたくさんありました。市民からの相談、あるいは様々な要望に応えるそういう体制、その辺についても、改善点がありましたらお願いします。 198 ◯杉山保健予防課長 やはり一番は、コールセンターがなかなかつながらないということが、一番大きい要因かなと思います。  先ほど答弁させていただきましたが、今後は、予約については予約の専用電話番号を設けますので、要するに予約をしたい人はそこへかけるだけと。ですので、相談したい人は今までのコールセンターへかければ、基本的には予約の人はそこにはかけてこないということになりますので、やはりコールセンターに電話すれば、一応相談対応についてはできると考えております。これまでいろいろつながらないということで、相談したくてもできないということもあったかと思いますが、今回そういう形で電話番号を分けることによって整理をしたいと考えております。 199 ◯寺尾委員 最後ですけども、3回目の接種に向けて、集団接種会場、大分スムーズにできてきたなと、2回目ではかなりスムーズにできてきたなと思っています。  この集団接種会場の確保はどんな状況なのか、これもお伺いします。 200 ◯杉山保健予防課長 静岡市は、これまでもやはり医療機関で実施する個別接種と言われているものをできるだけ中心にやっていこう、足りない分を集団接種会場で補っていくという考えでございます。3回目接種につきましても、基本的には個別接種中心で、残りを集団接種で補っていくという考えでございます。  現在では、総括質問の答弁にもございましたけども、現在集団接種会場としては、静岡モディ、アピタ静岡、清水マリンビル、用宗老人福祉センターに加えまして、由比、蒲原地域でも今会場の確保を予定をしております。  また、接種時期の集中に対応できるよう、ツインメッセ静岡についても引き続き規模の大きな会場として予定しております。 201 ◯栗田委員長 ほかはよろしいですか。             〔「ありません」〕 202 ◯栗田委員長 ないようですので、質疑を終了します。  次に、要望・意見、討論に移りますが、私も議案第169号及び議案第177号並びに請願第5号についての討論を行いたいと思いますので、ここでまた委員長の職を平井副委員長と交代いたします。             〔委員長職交代〕 203 ◯平井副委員長 次に、要望・意見、討論に移ります。  議案第169号中所管分については、原案と修正案を併せ討論をお願いします。  請願第5号についても、取扱いについての御意見をお述べいただきたいと思います。  また、その他の議案についても併せてお述べください。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 204 ◯鈴木委員 それでは、自民党として申し上げます。  私ども、自民党としましては、第169号の原案、そして、第171号、第177号、第187号に関しては賛成です。第169号の修正案につきましては、第177号との関係性において否決をさせていただき、そして、請願第5号に関しましては、願意に沿い難いということをまず述べさせていただきます。  これから、そして、それに関連しての要望等を述べさせていただいて、意見も述べさせていただきます。  まず、第169号の子ども未来局のほうですね。第169号の一般会計の補正のうちの、先ほど平井委員から質問をしていただきました私立認定こども園の整備助成でございますけれども、やはりこれは私立の幼稚園の認定こども園への移行を促進するためには、やはり事業者と密に連絡を取って連携を取っていただいて、計画的に進めていただきたい要望がございます。  次に、第187号の子育て世帯臨時特別給付金給付事業でございますけども、先ほど山本委員からも質問してくださいましたとおり、やはり年内にできるだけ円滑に進めていただくように、ホームページの掲載のほか、それぞれ努力をしていただいて、各当局の方には年内に支給を開始するということではあるんですけども、申請が必要な方についてもできるだけ早く支給できるよう事務処理を進めていただきたい。また、申請が必要な方が期限内に漏れなく申請するよう、継続した周知に努めていただきたい。  以上が子ども未来局の関連についての希望でございました。  次に、ワクチンの接種でございます。  寺尾委員からも今、話がありましたけれども、やはり医師会と連携した接種体制を確保していただくとともに、予約については専用回線の確保やウェブ予約支援の強化など、これまでの課題を踏まえた体制で取り組んでいただきたい。やはり市民が不安にならないよう、これまで以上に情報の周知、広報の工夫に努めていただき、安心して接種できるように体制を構築していただきたいと思います。  次に、第177号の財産の交換、そして、請願第5号桜ヶ丘病院移転地の再検討について、私どもなりのコメントをさせていただきたいと思います。  桜ヶ丘病院の移転につきましては、これまで当局から先ほど説明や答弁があったところですけれども、現在の移転予定地は、市民の利便性が高い、安定的な経営ができる、そして、早期の移転が可能など、JCHOの求める要件項目を満たした上で合意に至った経緯がございます。  そして、この候補地は、コンパクトシティを標榜している本市にとって、清水地区の中心地でもあり、また港を核としてずっと栄えてきた沿岸地域にも医療体制があまねく行き渡る場所であることから、誰も取り残さないまちづくりを掲げる本市の理念に合致しており、適地であると判断いたします。  また、請願項目の2でありました市民への説明につきましては、これまでの市議会での答弁、定例記者会見、広報紙など、様々な手段を用いて説明し、情報発信に現在努めていただいております。今後も必要な情報発信が行われ、期待できると考えられることから、私ども自民党として本請願に賛同することはできません。  いずれにしましても、逼迫する清水地域の医療体制の早期の確保は誰もが望むことであり、この移転新築の取組を停滞させることなく進めていただくことが重要と自民党としては考えます。 205 ◯山本委員 公明党です。  まず、議案第169号の修正案に反対で、原案に賛成し、請願第5号は不採択です。  また、そのほか全ての議案に賛成です。  意見・要望を申し上げます。  まず、修正案と関連する議案第177号、請願に関してでありますけれども、先日清水区にお住まいの高齢の婦人の方とお話をする機会がありました。その方の御主人が現在、県立総合病院に入院されていますと。お見舞いに行くのに、自宅から歩いてバス停に行って、そのバスで今度、清水駅に行くそうです。そこで電車に乗り換えて静岡駅へ、静岡駅を降りて、今度はまたバスに乗り換えて県立総合病院に行かれると。1日がかりで大変ですと、こんなふうなお話をしてくださいました。その方いわく、こうした中にあって、清水駅に桜ヶ丘病院が移転するということを聞きましたと、本当にありがたいことですというふうにおっしゃっておりました。  清水区内の医療の維持確保、現在の桜ヶ丘病院の老朽化への対応など、JCHOは責任を持って対応をしています。JCHOが判断された内容を尊重していかなければならないと私たち公明党は考えております。  次に、ワクチン接種に関しまして要望・意見であります。  まず、国の方針も6か月、8か月、またファイザー製、モデルナ製と、いろいろ二転三転しているようなところがありますが、静岡市としては、市民に分かりやすく丁寧な説明を引き続きお願いしたいと思います。  次に、不妊治療費助成事業であります。  不育症治療の方、令和元年が18件、令和2年が13件ということで説明が先ほどございましたけれども、もう少し実態を調査するということも必要なのかなと。対象の方が実際市内にどのぐらいの方がいるのかというのも、もう少し具体的な調査もしていただきたいなと思いますし、あわせてPR活動、ほかの2つの不妊治療の関係の事業は、逆に言うと増えていますよね。増加傾向だということでありましたんで、不育症が今のところゼロ件ということでございますので、もう少し積極的なPRを引き続きお願いしたいということであります。  もう1つ、最後になりますけれども、子育て世帯への臨時特別給付金に関連いたしまして、国のほうでも次ということで、次にさらなる5万円の給付と、今現在クーポン券でというような話があります。  クーポン券では、実施時期、また事務費など、いろんな課題が今指摘されております。先日は、島田市では既に現金給付をするというような報道発表がございました。他の周辺自治体でも同様な動きがあるようなことを聞いております。検討されているようであります。市民の皆様からも現金給付を求める声が寄せられておりますので、クーポンではなく現金給付としての対応をお願いしたいと思います。 206 ◯後藤委員 志政会です。  議案第169号の原案に対して賛成、修正案反対、第171号、第177号、第187号については賛成、請願第5号については不採択とさせていただきたいと思います。  意見・要望です。  まず、ワクチン接種に関してですけども、これまで2回接種、静岡市内における接種率が非常に高く、これも当局の皆さんをはじめ関係各位の皆さんの御協力があっての上で、このような結果が残せたんじゃないかなと思います。3回目に向けてもしっかりとワクチン接種率を向上させていくためにも、努力、対応をお願いしていきたいと思います。  その中で、スムーズなワクチン接種、そして、今回コロナのワクチンがどのように供給されていくのか、まだ未確定な部分がありますけども、市民のワクチン接種に対する希望を最大限かなえていく対応をお願いしていきたいと思います。  また、ワクチン接種率を向上させていくためにも、1回目、2回目どおり職域接種の推進、しっかりと大学、企業の支援も含めた形で協力、連携し、お願いしたいと思います。  また、私の娘もそうなんですが、ワクチンを接種することができない方もおられるわけで、また、御自身の意思でワクチン接種をしない方もいらっしゃいます。ただ、ワクチンを接種する、しないで差別を行わないような対応というのをしっかりと引き続きお願いしていきたいと思います。  また、今回まだ確定じゃないですけども、対象の年齢が変わってくるかもしれません。そういったことも含めて、様々な市民の不安につながるような課題に対して、やはり行政として情報発信をどうしていくかということが大事になってくると思います。情報をしっかりと早く入手すること、そして、的確に正しく、市民に広く発信していくこと、それも分かりやすく伝えていくこと、このことをお願いしていきたいと思います。  また、子育て世帯の臨時特別給付金についても、速やかに対象の方に給付されるよう対応をお願いしたいと思います。  また、先ほども話がありましたけども、今回5万円で、次の5万円については地域の裁量権もあるという話ですから、できれば現金給付でお願いしたいと思っております。  第177号についてですけども、これから土地を交換していく中で、大内新田についてはしっかりと地元地域の要望を聞いた上で進めていただきたい。とにかくあそこの地域においては、やはり浸水に関する問題、課題が大きくあります。その辺も含めてしっかりと対応をお願いしたいと思います。  また、桜ヶ丘病院の移転に関する請願についてなんですけども、これまでも私たちの会派でもお伝えさせてもらっていますけども、目的としてしっかりと清水地域の救急医療体制を確保していくこと、そのためにしっかりと桜ヶ丘病院の希望に沿い、そして協力し合って、その確保に向けて万全な体制を築いて、早期に築いてもらいたい。そういった意味で、協定を結んでもいますし、しっかりと対応をお願いしたいと思います。 207 ◯寺尾委員 共産党議員団としまして、議案第169号の補正予算については、修正案に賛成をいたしまして、原案には反対という態度です。第171号は賛成です。第177号については反対、第187号については賛成です。それから、請願第5号についても採択ということで賛成をいたします。  意見・要望でありますけれども、まず、財産の交換ということで、それに関わって第169号が提案されている部分であります。これについては、今日の質問の中でも、私、特に財産の交換については、市の財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例の第2条第1項第1号ですか、ここの関わりで、やはり非常に疑義があるというふうに申し上げたわけですけれども、ここについては非常に疑義を感じております。  それから、あとはコロナ対策ということで幾つか質問をして、前向きな答弁をいただいたかなと思っております。これまでの1回目、2回目の経験を生かしてもらって、今後の接種がスムーズに、あるいはまた市民に寄り添ってといいましょうか、疑問に答えてできるようにぜひお願いしたいなと思っております。 208 ◯栗田委員 創生静岡です。  第169号の修正案には賛成です。それから、第169号の原案には反対いたします。それから、第171号の附属機関条例の一部改正は賛成、第177号の財産の交換には反対いたします。それから、第187号の一般会計補正予算(第5号)には賛成、請願第5号については採択ということになります。  財産の交換について、反対の立場で議論をさせていただきたいと思います。  冒頭にも述べましたように、創生静岡では、桜ヶ丘病院の移転は、私たちにとっては見切り発車。現時点では反対の立場です。  本日の質疑の中でもありましたけれども、市主催の説明会の開催等もやはり積極的にやるべきだと私は思います。もっと市民の理解を深めるためには、市のほうから説明会をして理解していただく、また分かっていただく、今の状況についての説明をするという責任があると私は思います。  それから、津波浸水想定区域への、危険性のある場所への建設、これは非常に私たちにとっては不信感がありますし、もっと安全な場所があるわけですから、そういった場所を考える、そういったことが必要だと思っております。  それから、大内新田の土地活用についても、いまいち私たちにとってはこれからの計画というものが分からない。それから、自治基本条例についても、きちっとした形でのことが行われていないと私は思います。ある面ではこれは危険ではないかと、そんなふうに考えております。そんなことが一応、今回分かりましたので、説得力がないところがありますので、これについては反対ということであります。  病院の清水庁舎への移転計画では、病院の完成は令和7年度であり、JR清水駅東口への移転計画では、令和5年11月の完成というふうに聞いておりますけども、これもいま一度慎重に議論を進めるべきであると私は考えております。  それから、先ほども言いましたけども、市長がたびたび市民や議会への説明ということを行いたいと、行いますと言っているにもかかわらず、それについてはなされていないということに大変な不信感を持っているということで、これからの進め方、病院の進め方についても、周りの人たちの意見、そういったものを聞きながら進めていかないと市民の協力は得られないんじゃないかと思っておりますし、議会においても、内容について議論や討論、今後の計画や将来の駅東口がこれでいいのか、桜ヶ丘病院が移転されたときの周辺の在り方についても、やっぱり考えていくべきではないかと私は考えております。  12月に結んだ基本協定が、本当にもっと分かりやすい、説明のある、納得のいくものであるというふうになれば、そのスタートから私は少し間違ったんではないかと。我々にとって、もっと説明をしてほしい。また、私たちに分からせるようなことをやっぱりやっていくべきではなかったかなと思っております。  新病院の機能、災害医療における病院の位置づけや当地への移転の理由などについては、やはり不明なものがあるというふうなことであります。そんなことで、今回の当局の説明、現状を理解するための情報やデータの明確化など、もっともっとはっきりとしたことをやっていただきたいと思っております。そんな意味で、先ほどの請願についても採択ということで、含めて意見を述べさせていただきました。  コロナウイルスにつきましては、第3回目、私は非常にそれぞれの局で努力されていると思っておりますし、これからも引き続きよろしくお願いしたいと考えております。 209 ◯平井副委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、これより採決を行います。  まず、議案第169号の一般会計補正予算中所管分を採決します。  本件については栗田裕之委員から修正案が提出されておりますので、まず修正案から採決します。  修正案に賛成の方の挙手をお願いします。             〔賛成者挙手〕 210 ◯平井副委員長 賛成少数ですので、修正案は否決されました。
     ただいま、議案第169号中所管分に係る修正案が否決となりましたので、改めて原案を採決します。  議案第169号は原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 211 ◯平井副委員長 賛成多数ですので、議案第169号中所管分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第177号を採決します。  議案第177号は可決することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 212 ◯平井副委員長 賛成多数ですので、議案第177号は可決すべきものと決定しました。  次に、請願第5号を採決します。  不採択との意見がありましたので、本件は挙手により採決します。  請願第5号は採択することに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 213 ◯平井副委員長 賛成少数でありますので、請願第5号は不採択とすべきものと決定しました。  続きまして、次に残る議案を採決します。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第171号及び議案第187号の2件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第171号及び議案第187号の2件は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 214 ◯平井副委員長 御異議なしと認め、議案第171号及び議案第187号の2件は可決すべきものと決定しました。      ────────────────────────────── 215 ◯平井副委員長 以上で、議案等の審査を終了します。  説明員の皆さんは退席していただいて結構です。お疲れさまでした。             〔説明員退席〕 216 ◯平井副委員長 それでは、終了しましたので委員長の職を栗田委員長と交代いたします。             〔委員長職交代〕      ────────────────────────────── 217 ◯栗田委員長 次に、本委員会の視察についてであります。  内々で皆さんの日程を調整させていただき、来年の1月19日水曜日から21日金曜日の3日間で実施したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 218 ◯栗田委員長 御異議もないようですので、そのように決定します。  また、行程の詳細や委員会視察に係る手続については、正副委員長に一任していただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 219 ◯栗田委員長 御異議もないようですので、そのように決定いたします。      ────────────────────────────── 220 ◯栗田委員長 以上で、日程は全て終了いたしました。  これをもちまして、厚生委員会を閉会といたします。                 午後3時39分散会      ────────────────────────────── 厚生委員長  栗田 裕之 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...